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ピグミー族の音楽
ワールドミュージック,コンゴ,アフリカ,ピグミー族,
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アフリカのピグミー族とは?
Gemini解説
アフリカのピグミー族とは?
ピグミー(Pygmy)とは、中央アフリカの熱帯雨林地域(コンゴ盆地周辺)に居住する、狩猟採集民の総称です。特定の単一民族を指す言葉ではなく、ムブティ(Mbuti)、アカ(Aka)、バカ(Baka)、トワ(Twa)といった、共通の特徴を持つ複数の民族グループをまとめて呼ぶ際の名称です。
大きな特徴として以下の点が挙げられます。
1. 身体的・文化的な特徴
小柄な体格: 成人男性の平均身長が150cm未満であることが多く、密林の中を俊敏に移動するのに適した体格へと適応したと考えられています。
森の民: 彼らは数千年にわたり熱帯雨林と共生しており、森を「母」や「神」のように敬う独自の信仰を持っています。
2. 驚異的な音楽文化(多声合唱)
音楽界、特にワールドミュージックの分野でピグミー族が有名なのは、その高度な歌唱スタイルにあります。
ポリフォニー(多声合唱): 複数の旋律が複雑に絡み合う合唱スタイルで、即興性が高く、聴く者に非常に緻密で幾何学的な印象を与えます。
ヨデル: 裏声と地声を交互に使う、アルプスのヨデルに似た独特の唱法を用います。
生活の中の音楽: 狩りの成功を祈る儀式や、森を鎮めるための日常的な営みとして歌が歌われます。
3. 社会構造
平等主義: 厳格な階級制度を持たず、基本的には平等な社会を築いています。意思決定は話し合いによって行われ、食料も共有されるのが伝統的なスタイルです。
現代における状況と課題
現在、彼らを取り巻く環境は非常に厳しい局面にあります。
森林破壊と定住化: 商業的な伐採や鉱山開発により生活の場である森が失われ、政府による定住化政策によって、伝統的な狩猟採集生活を維持することが難しくなっています。
人権問題: 周辺の農耕民族から差別や不当な労働を強いられるケースもあり、教育や医療へのアクセスも制限されていることが国際的な課題となっています。
彼らの音楽は、先にお話ししたディープ・フォレストだけでなく、ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコック(「Watermelon Man」の再録音など)といった多くのミュージシャンにインスピレーションを与えてきました。自然の音(水滴や鳥の声)と一体化した彼らのポリフォニーは、人類の音楽の原点の一つとも言われています。
ピグミー族の音楽作品はありますか?
ピグミー族の音楽は、現地のフィールドレコーディング(野外録音)によるドキュメンタリー作品から、現代音楽家とのコラボレーションまで、いくつかの優れた作品で聴くことができます。
代表的なものをいくつかご紹介します。
1. Echoes of the Forest: Music of the Central African Pygmies
ピグミー族の音楽を知る上で最も有名なアルバムの一つです。人類学者のコリン・ターンブルらが録音した音源をまとめたもので、エリンギ(森の精霊)を呼ぶ儀式の歌や、水の表面を叩いてリズムを作る「水太鼓」の音などが収められています。
特徴: 加工されていない、ありのままのポリフォニー(多声合唱)を体感できます。
2. Baka Forest People: Heart of the Forest(バカ・ビヨンド)
イギリスのミュージシャン、マーティン・コイルがカメルーンのバカ・ピグミー族の居住地を訪れ、彼らと共に作り上げたアルバムです。
特徴: 現地の伝統的な歌声に、ギターやパーカッションを優しく添えた「共演」スタイルです。この収益は、彼らの権利を守るための基金に充てられたことでも知られています。
3. Music from the Rain Forest(バカ・ピグミー族の音楽)
ユネスコ(UNESCO)が監修する「世界民族音楽シリーズ」の一枚です。非常に学術的な価値が高く、彼らの生活の息遣いが聞こえてくるようなリアルな録音が特徴です。
特徴: 楽器を使わず、声だけで重なり合う複雑なメロディラインを鮮明に聴くことができます。
4. Herbie Hancock: Head Hunters(「Watermelon Man」)
直接的なピグミー族の作品ではありませんが、ジャズ界の巨匠ハービー・ハンコックが、バベンゼレ・ピグミー族の「ヒンディウホ」という奏法(ビール瓶の口を吹く音と声を交互に出すスタイル)を冒頭で模倣しています。
特徴: ポップ・ミュージックやジャズにピグミーの技法が取り入れられた、最も有名な例の一つです。
ピグミー族の音楽は、私たちが普段聴く音楽のような「鑑賞用」というよりは、「森や精霊と対話するための道具」としての性格が強いため、録音物を通して聴くと、まるで森そのものが歌っているような不思議な感覚を味わえるはずです。
こうした伝統的な歌声やリズムに興味がある場合、他にも西アフリカのハイライフや、南アフリカのクワイトといった、アフリカ各地の異なるリズムを掘り下げてみるのも面白いかもしれませんね。
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参考
・musicでEchoes of the Forestを検索した結果、たくさんのアルバムが見つかった。
画像を見るだけでもよさそうな雰囲気。
・ユネスコ(UNESCO)が監修する「世界民族音楽シリーズ」
・2008年7月9日にキングレコードよりCDで発売された民族音楽シリーズ、「THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY」全150タイトル(CD191枚分)がハイレゾ化され、e-onkyo music、mora他ハイレゾ配信サイトにて5回に分けて配信が決定した。記事
→ music THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY → Blogger
・世界民族音楽大集成(特典盤1) 世界の民族音楽:民族音楽の解明 土俗音楽より芸術音楽まで サイト
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