EGO-WRAPPIN'
EGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)は、日本の音楽ユニット。1996年、大阪で結成されたユニットで、メンバーはともに大阪府出身の中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)[3]。結成時から長らく関西を中心にクラブやライブハウスでの活動を続けていたが、現在は東京に拠点を置いている[4][5][6]。
ユニット名の「EGO-WRAPPIN'」という言葉は、彼らが好きなアーティスト、デ・ラ・ソウルが、インタビューの中で「最近の若者はEGO-WRAPPIN'が多い」と発言しているのを聞いて付けた。インタビューでは「自分を出さない」という例えで使っていたが、二人は「エゴを包む」とも取れるこの言葉を気に入ってユニット名にした[7]。
多様なジャンルをクロスオーバーしたサウンドで独自の音楽性を築き上げている[8][9]。
活動は国内にとどまらず、ヨーロッパやアジアのフェスにも出演するなど海外でもライブ活動を行っている[8]。
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1st 1998年6月25日 BLUE SPEAKER
2nd 2001年5月30日 満ち汐のロマンス
3rd 2002年7月5日 Night Food
4th 2004年9月8日 merry merry
5th 2006年5月17日 ON THE ROCKS!
6th 2009年2月18日 EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX
7th 2010年9月15日 ないものねだりのデッドヒート
8th 2013年4月10日 steal a person's heart
9th 2019年5月22日 Dream Baby Dream
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2000年9月2日 色彩のブルース ☆彡
曲目リスト
1 nervous break down
2 gigolo
3 色彩のブルース
4 flowers
5 タバコ
2000年発表の4枚目。古いジャズやブルースを中心とした音楽性はこれまでの作品と同様だが、そこに現代的なクラブ・ミュージック感覚や、昭和歌謡的な猥雑(わいざつ)さを盛り込み、大阪独特のアクが強くドロリと濃厚なテイストで表現してみせた作品。代表曲「色彩のブルース」は、中納良恵のエロティックな歌唱とクールなジャズがぴったりと合致した“今様ジャズ歌謡”といえる曲だし、冒頭の「Nervous Breakdown」も、ダイナミックなジャズ・グルーヴが場末のキャバレーのような混沌(こんとん)とした空気を醸し出している。2人の希有なセンスと才能が存分に発揮され、エゴ・ラッピンの独自性を確立した記念碑的傑作である。彼らは次作からメジャー・デビューするが、個人的には本作が一番。(小山 守)
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