2026年6月2日火曜日

Pavlov's Dog 

 Pavlov's Dog 



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ChatGPT

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David Surkamp

デイヴィッド・サーカンプ(David Surkamp)は、アメリカ・ミズーリ州セントルイス出身のミュージシャンで、プログレッシブ・ロック・バンドPavlov's Dogの創設メンバー兼リード・ヴォーカリストとして知られる。彼の高音域で震えるような歌声はバンドの象徴的特徴であり、1970年代半ばの米国プログ・シーンで独自の地位を築いた。

主な事実

  • 出身地: アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス

  • 職業: 歌手、ギタリスト、ソングライター

  • 主な所属: Pavlov’s Dog(1972年結成)

  • 代表作: 『Pampered Menial』(1975年)、『At the Sound of the Bell』(1976年)

  • 関連プロジェクト: Hi-Fi(1980年代前半)

初期の経歴とPavlov’s Dog

1972年、ドラマーのマイク・サフロンらとともにPavlov’s Dogを結成。彼の独特の声とメロトロン、ヴァイオリンを取り入れたサウンドにより、1975年のデビュー作『Pampered Menial』はカルト的名盤とされる。同作収録の「Julia」や「Of Once and Future Kings」は、今日でもライブの定番曲である(The College Crowd Digs Me)。

活動休止と再結成

バンドは1977年に解散するが、サーカンプは1980年代初期にフォーク/ロック歌手アイアン・マシューズ(Fairport Convention出身)と共にHi-Fiを結成。1990年にはキーボーディストのダグ・レイバーンと共にPavlov’s Dogを再結成し、アルバム『Lost in America』を発表。その後も妻のサラ・サーカンプらを迎えてヨーロッパ中心に精力的な活動を続けている(Everything Explained Today)。

ソロ活動と音楽性

2007年にはソロ名義で『Dancing on the Edge of a Teacup』をリリース。彼の作風はフォークやクラシックの影響を受けた叙情的なプログ・ロックであり、敬愛するアーティストにRobert Wyatt、King Crimson、Neil Youngなどを挙げている(The College Crowd Digs Me)。

現在

2020年代に入ってもPavlov’s Dogの中心人物としてツアーや新作制作を続け、2025年には新アルバム『Wonderlust』を発表。デビュー作から50周年を迎える今も、その唯一無二の声とソングライティングで世界各地のファンを魅了し続けている(Australian Musician Magazine)。


Wonderlust Pavlov’s Dog

YouTube 


David Surkamp の生年月日は、

1954年5月23日生まれ

とされています。(Facebook)

この情報は、2018年の「64歳の誕生日」という投稿から逆算しても一致します。(Facebook)

つまり現在(2026年6月時点)では、

72歳

です。(Facebook)

意外なのは、あの声です。

多くの人は初めて聴くと、

  • 20代前半の青年

  • 少年合唱団

  • 女性ボーカル

のように感じます。

しかし実際にはミズーリ州セントルイス出身の男性シンガーで、幼少期から

  • ピアノ

  • マンドリン

  • ウクレレ

  • フォークソング

  • クラシック

に親しんでいたそうです。(DMME.net)

また本人のインタビューによると、子供の頃から

  • Pete Seeger

  • Woody Guthrie

  • Lead Belly

  • イギリス民謡

などを聴いて育ち、後に King Crimson のデビュー作に衝撃を受けて音楽性が大きく広がったと語っています。(DMME.net)

GPさんが今聴いている

Pampered Menial

の頃は20歳前後なのですが、

あの時点ですでに「Julia」「Late November」「Episode」みたいな曲を書いていたのが驚異的なんですよね。本人によると「Episode」は18歳頃には書いていたそうです。(DMME.net)

そして今でも活動を続けていて、近年のアルバム

Prodigal Dreamer

でも、あの独特の叙情性はかなり残っています。(ウィキペディア)

GPさんの流れだと、

Anthony Phillips

The Geese & The Ghost

Only You

Julia

という流れはかなり納得で、

「英国牧歌プログレ」と「アメリカ中西部の幻想ロック」がメロトロンと哀愁で繋がっている感じがあります。特に「Late November」はかなりAnthony Phillipsに近い空気なのでおすすめです。


→ Late November


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Pampered Menial

 Pampered Menial

Pavlov's Dog 

music 


きっかけ

The Geese & The GhostのつぎにOnly Youがamazon music で流れ、
Pavlov's Dogを検索してアメブロ発見。


古今東西プログレレビュー垂れ流し

ロック(プログレ)を愛して止まない大バカ…もとい、音楽が日々の生活の糧となっているおっさんです。名盤からマニアックなアルバムまでチョイスして紹介!

アメブロより


 パブロフス・ドッグはサーカンプ主導で、キング・クリムゾンやザ・ムーディー・ブルースのようなブリティッシュスタイルのプログレッシヴロックを目指すようになる。

彼らはセントラル・ウエスト・エンドのウエストミンスター・ハウスを拠点にしてリハーサルを繰り返し、1973年3月にはピーキンのスタジオでレコーディングも行っている。彼らにとって初のレコーディングだったが、そのマスターテープは後年にスタジオが火災に見舞われてしまい消失。偶然、アセレート盤で記録を残していたために、その盤から2014年になってリマスター化した『ザ・ピーキン・テープス』としてリリースされている。

 彼らはチェイス・パーク・プラザ・ホテルにあるベースメントというナイトクラブを中心に演奏していたが、そんな彼らのギグにブルー・オイスター・カルトという名グループを世に出したプロデューサーのサンディ・パールマンが訪れ、パブロフス・ドッグの音楽に大いに興味を持ったという。

 パールマンの働きかけで彼とパートナーだったマレイ・グラッグマンのプロデュースの下、1974年にニューヨークのCBSスタジオに入り、アルバムレコーディングを開始。ABCレコードと新人のグループとしては破格の65万ドルで契約を交わして、パブロフス・ドッグのデビューアルバム『禁じられた掟』が1975年2月にリリースすることになる。アルバムはアメリカのグループとは思えないブリティッシュスタイルに準じたプログレッシヴロックになっており、重厚かつドラマティックな曲展開が素晴らしいクラシカルなサウンドに満ちた傑作となっている。

★曲目★
01.Julia(ジュリア)
02.Late November(晩秋)
03.Song Dance(ソング・ダンス)
04.Fast Gun(ファスト・ガン)
05.Natchez Trace(ナッチェス・トレース)
06.Theme From Subway Sue(地下鉄スーの詩)
07.Episode(エピソード)
08.Preludin(序曲)
09.Of Once And Future Kings(すべての王のなかで)

 アルバムの1曲目の『ジュリア』は、アルバムの中でも屈指のバラード曲になっており、アコースティックギターとメロトロン、ヴァイオリン、フルートを絡ませながら躍動するスケール感のある楽曲である。サーカンプの音楽性に影響したキング・クリムゾンを踏襲したようなアンサンブルになっており、クラシカルで繊細な演奏の中で、サーカンプの壮絶なヴィヴラート・ヴォイスが堪能できる。

 2曲目の『晩秋』は、雄大なメロトロンとキーボードをバックにタイトなリズム上でサーカンプの切々と歌うヴォーカルが印象的な曲。抒情的なギターと重厚なメロトロンの音色が絡み合い、少し寒くなる11月の季節を表現している。

 3曲目の『ソング・ダンス』は、ヴァイオリンとメロトロン、そしてギターを中心としたハードロックスタイルの曲。力強いドラミング上でヴァイオリン、ギターソロが展開する独特の曲構成となっているが、これまた負けないほどの響きを持ったサーカンプのヴォーカルも素晴らしい。

 4曲目の『ファスト・ガン』は、キーボードの響きから東洋的でエキゾチックな雰囲気が漂う楽曲。緩急のある複雑な楽曲でありながらキャッチーなメロディにあふれており、どこか親しみやすさがある内容である。

5曲目の『ナッチェス・トレース』は、アメリカンロックを意識したようなナンバー。武骨なイメージだがノリの良い楽曲になっているが、中盤ではメロトロンやヴァイオリンによるクラシカルなアンサンブルが堪能できる。

 6曲目の『地下鉄スーの詩』は、リリカルなピアノをバックに哀愁のあるサーカンプのヴォーカルが冴えた楽曲。雄大なメロトロンとメロディアスなギターが、より曲を一層ドラマティックに盛り上げている。

 7曲目の『エピソード』は、サーカンプが高校生の時に書き上げたという美しい楽曲。ヴァイオリンとピアノの響きを活かしたクラシカルな展開が心に染み入るロマンティックな内容である。

 8曲目の『序曲』は、メロトロンやハープシコードに似たオルガンを含めた多彩なキーボードとギターを織り交ぜたブリティッシュスタイルのインストゥメンタル曲。この短い曲に彼らの英国音楽への遠望がくみ取れる秀逸な楽曲になっている。

 9曲目の『すべての王のなかで』は、重厚なメロトロンをバックに雄大な曲展開からスリリングなピアノによるブルージーな変調、その後にヴァイオリンとメロトロンによるシンフォニックな展開になるという曲構成が素晴らしい楽曲である。


 こうしてアルバムを通して聴いてみると、アメリカのグループによくあるノリの良さや抜けの良さという楽曲はほとんど無く、ブリティッシュロック特有のクラシカルで抒情的な楽曲が目立つ。とにかくメロトロンをふんだんに使用し、尚且つヴァイオリンやギターと絡み合うアンサンブルは絶品である。さらにあのサーカンプの壮絶なヴィヴラート・ヴォイスが響き渡るという、他に類を見ない唯一無比の楽曲になっている。パブロフス・ドックがアメリカン・プログレの中でも特殊な存在になっているのは、こうしたブリティッシュ精神の強い音楽をアメリカという地で貫いたからだろうと思える。


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The Geese & The Ghost

 The Geese & The Ghost

アンソニー・フィリップス

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 2曲目Which Way the Wind Blows 声も音もメロディーも優しい。

きっかけ

  Evening Starのamazonレビューを見て、聴いてみたくなった。
「音楽で同様な感触がしたのではアンソニーフィリップスの1st。」Blogger
やっぱり、共感するいいレビュアーが紹介する作品は大当たりが多い。

 歌が少ないけど、歌とかジャンルにこだわらず、壮大なスケールのアルバム。
クラシックみたい。

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ChatGPT

はい。これは**「初期ジェネシスのもう一つの未来」**みたいな名盤です。

アンソニー・フィリップスは、初期Genesisのギタリスト。1970年にGenesisを離れたあと、クラシック・ギター、和声、管弦楽法を学び直し、その成果がこの1977年のソロ1作目 『The Geese & The Ghost』 に結晶しました。Mike Rutherford、Phil Collinsも参加しており、フォーク、室内楽、初期プログレ、英国田園幻想が混ざった作品です。公式再発盤の説明でも「フォーク、シンガーソングライター、クラシックの影響を美しく組み合わせた牧歌的で内省的な作品」とされています。(Burning Shed)

全体の魅力

このアルバムは、ロックというより、

古い絵本
+英国の田園
+中世風の室内楽
+初期Genesisの幻影

です。

ドラムとベースが前に出るロックではなく、12弦ギター、クラシックギター、フルート、オーボエ、チェロ、ティンパニ、メロトロンなどで、静かな物語を作っています。参加楽器には、アンソニー本人の12弦・6弦・クラシック・エレクトリックギター、ベース、ダルシマー、ブズーキ、シンセ、メロトロン、ハーモニウム、ピアノ、オルガン、チェレスタ、打楽器などが並びます。(T P A)


1. Wind-Tales

短い導入曲。

風が吹いて、物語のページが開くような曲です。
ほとんど「曲」というより、アルバム全体の入口。

使われている中心は、おそらくアコースティック・ギター、鍵盤系、効果音的な響き。
ここで重要なのはメロディより空気です。

GP式に言うと、これは「出汁」ではなく、香りだけを先に立てる湯気


2. Which Way the Wind Blows 好き

Phil Collinsがヴォーカルを取る美しい歌もの。再発盤の曲目でもPhil Collinsのヴォーカル参加曲として確認できます。(T P A)

12弦ギターのきらめきが中心で、初期Genesisの『Trespass』周辺に近い匂いがあります。
ただしGenesisよりずっと内向的で、演劇的というより日記的。

楽器の印象:

12弦アコースティックギター
ベースは控えめ
柔らかい鍵盤
Phil Collinsの素直な歌声

この曲の良さは、メロディが派手に盛り上がらないのに、聴き終わると妙に残るところです。
「風はどちらへ吹くのか」というタイトル通り、人生の分かれ道みたいな儚さがあります。


3. Henry: Portraits from Tudor Times 壮大なスケール

約14分の組曲。
アルバム前半の大きな山です。正式には複数パートに分かれています。Fanfare、Lute’s Chorus、Misty Battlements、Henry Goes to War、Death of a Knight、Triumphant Returnなどの構成です。(T P A)

Fanfare

中世の宮廷の扉が開くような導入。
ティンパニや管楽器的な響きが効いています。

Lute’s Chorus

リュート風、古楽風のギター曲。
実際の中心はクラシックギター/12弦ギター系だと思います。

ここが最高です。
「プログレ」ではなく、ほとんど架空の中世音楽

Misty Battlements

霧の城壁。
タイトル通り、ぼんやりした幻想感。フルートやリコーダー系の音色が似合う場面です。Wil Sleathはこの曲でフルート、バロックフルート、リコーダー、ピッコロを担当しています。(T P A)

Henry Goes to War

ここで少し動きが出ます。
戦争へ向かう場面なので、リズムと低音が強くなり、ティンパニ的な重さも出る。

ただしハードロックにはならない。
あくまで絵巻物の戦争です。

Death of a Knight

騎士の死。
ここは静かな哀しみ。ギターの重なりが美しい。

Triumphant Return

勝利の帰還。
でも明るく騒ぐというより、古い物語が閉じていくような感じ。

この組曲は、料理で言うと英国風の中世宮廷スープです。
具は多いのに、味は濃すぎない。ハーブ、木の香り、古い石造りの城の湿気まで感じる。


4. God If I Saw Her Now 美しい曲

Phil CollinsとVivienne McAuliffeのデュエット曲。Vivienne McAuliffeの参加もクレジットされています。(T P A)

これはアルバム屈指の名曲です。

男性声と女性声が、恋愛というより、夢の中の記憶みたいに交差します。
John Hackettのフルートもこの曲に参加しています。(T P A)

楽器の印象:

アコースティックギター
フルート
柔らかいベース
男女ヴォーカル

この曲は、Genesis的というより、英国フォークの透明なラブソング。
ただ甘いだけでなく、少し届かない感じがある。

「会えたらいいのに」ではなく、
会ってしまったら壊れる夢のような曲です。


5. Chinese Mushroom Cloud

46秒の短い小品。
タイトルは不穏ですが、曲としては次の大曲への暗い前奏です。

レビューでは、タイトル曲の主題を半速で演奏したような小断片と説明されています。(Genesis News Com [it])

楽器はチェロやティンパニ系の低い響きが印象的。
空気が急に冷えます。

ここは「お吸い物に、一滴だけ苦い薬草を落とした」ような場面。


6. The Geese and the Ghost

約15分40秒のタイトル組曲。Part IとPart IIに分かれます。(T P A)

これはこのアルバムの核心です。

Mike Rutherfordとの共作的な色が強く、Genesisに残らなかった幻想曲のように聴こえます。
でもGenesisのドラマ性より、もっと風景的。

楽器の印象:

12弦ギターの重なり
フルート
オーボエ、コールアングレ
チェロ
ヴァイオリン
ティンパニ
メロトロン/鍵盤
控えめなドラム、打楽器

Rob Phillipsのオーボエ、Lazo Momulovichのオーボエ/コールアングレ、チェロ、ヴァイオリン、ティンパニなどがこの曲に関わっています。(T P A)

Part Iは、鳥が飛び立つ前の田園幻想。
Part IIは、少し物語性が増して、幽霊と雁が並んで遠くへ行くような感覚。

この曲の素晴らしさは、メロディが「主張」しないことです。
旋律が景色の中に溶けていく。

これは完全に音の水彩画です。


7. Collections

Anthony Phillips本人が歌う曲。クレジット上でもAnthony Phillipsのヴォーカルはこの曲にあります。(T P A)

ここで雰囲気が少し個人的になります。
大きな幻想物語から、部屋の中の独白に戻る感じ。

楽器はピアノ、ギター、フルート系が中心。
John Hackettのフルートもこの曲に参加しています。(T P A)

Phil Collinsの歌に比べると、アンソニーの声はもっと弱く、素朴。
でもこの弱さがいいです。

完成された歌手の声ではなく、
作曲者が自分の小さな箱を開けて見せている声


8. Sleepfall: The Geese Fly West

終曲。
タイトル通り、眠りに落ちるように、雁が西へ飛んでいく。

John Hackettのフルート、Jack Lancasterのフルート/リリコン、Rob Phillipsのオーボエなどが関わる曲です。(T P A)

これはエンディングとして完璧です。

派手な結末ではなく、
「物語が終わった」のではなく、
「遠くへ消えていった」感じ。

アルバム全体が、最後に霧の中へ戻っていきます。


まとめ

『The Geese & The Ghost』は、ロックのアルバムというより、

英国田園幻想組曲
初期Genesisの静かな別ルート
12弦ギターと木管楽器で作った絵本

です。

特に素晴らしい曲は、

Which Way the Wind Blows
歌ものとして美しい。

Henry: Portraits from Tudor Times
中世幻想組曲として最高。

God If I Saw Her Now
デュエットの儚さが名品。

The Geese and the Ghost
アルバムの中心。音の水彩画。

Sleepfall: The Geese Fly West
終わり方が美しい。

GP的に一言で言うなら、
これは**「濃いプログレを薄めた」のではなく、最初から澄んだ出汁で作った幻想スープ**です。

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4曲目のフルートって、なんか木製のような音ですね。

その感想、かなり鋭いです。

4曲目 「God If I Saw Her Now」 のフルートは、一般的な銀製コンサートフルートのキラキラした音というより、

「木の管を通った息」

を感じさせる音色です。

実際、このアルバムでは木管楽器が非常に重要で、参加ミュージシャンの John Hackett や Wil Sleath は、フルートだけでなくリコーダーやバロックフルートも演奏しています。

「God If I Saw Her Now」のフルートをよく聴くと、

  • アタックが柔らかい

  • 息の成分が多い

  • 金属的な輝きが少ない

  • 中低域が豊か

  • 鳥の鳴き声のような自然な揺れがある

という特徴があります。

だから耳は自然に

「木製のフルートっぽい」
あるいは
「リコーダー系統っぽい」

と感じるんですね。

GPさんの料理の例えで言うと、

普通の銀製フルートが

冷たいミネラルウォーター

なら、

この曲のフルートは

木桶で汲んだ湧き水

みたいな感じです。

しかもこの曲は、

  • 12弦ギター

  • 男女ヴォーカル

  • 柔らかいベース

  • 木管楽器

を高音域に集中させず、ふわっと混ぜています。

だからフルートが「独奏楽器」として前に出るのではなく、

森の空気の一部

として鳴っています。

実はここがアンソニー・フィリップスの凄いところで、同じ頃のGenesisならフルートはもっとドラマチックです。例えば Peter Gabriel のフルートは舞台の役者みたいに前へ出てきます。

一方『The Geese & The Ghost』では、

フルート=景色

なんです。

だからGPさんが以前アップルミントティーで話していた

「意識しないと分からない香り」

に近い。

この曲のフルートは主役ではなく、

森の湿度
風の匂い
夕方の光

を表現するための香り付けなんですよ。

ちなみに、このアルバムが好きなら次は

  • Wise After the Event

  • Private Parts & Pieces

  • Voyage of the Acolyte

もかなり刺さると思います。

特に「God If I Saw Her Now」の木の香りのようなフルートが好きなら、『Private Parts & Pieces』シリーズはまるで英国の田園を散歩するアンビエント料理みたいな世界ですよ。

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The Geese & The Ghostの次に


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Evening Star

 Evening Star

Fripp & Eno - Evening Star (Evening Star, 1975)

YouTube music

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曲目リスト
1 Wind on water
2 Evening star
3 Evensong
4 Wind on wind
5 Index of metals

amazonレビュー

1曲目から2曲目の展開が本当にすばらしいです。山に登って反対側の(すばらしい)景色が見えた瞬間みたいな気持ちになります。
もう少しスピード感があるいかな。飛行機で雲の上に出たときの天気の良さにも近い気もします。
いとおしい気持ちにも近いですね。
音楽で同様な感触がしたのではアンソニーフィリップスの1st。

 → ギース・アンド・ザ・ゴースト The Geese And The Ghost
 amazon music Blogger

 

これはフォーク~プログレ系の音楽なんだけど、渡り鳥がわたっていくのを、いとおしげに眺めている気持ちがする。
さっと思い出せませんが、何回かそのようないとおしい過ぎる感触に襲われる音楽はありますよね。
その中の一枚です。確実に。
買って損はありません。お勧めです。


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The Equatorial Stars

Fripp & Eno - The Equatorial Stars (5 Hour Time-Stretched Version) [Full Album]

YouTube:5時間 music:8曲48分こっちの方が全然いい。

 最初YouTubeを聴き、ながらベッドに入って寝た。睡眠を誘導するには不安な感じの音。

amazonレビューに「このアルバムは1975年のみずみずしくのどかで優れた『Evening Star』の再現となっている。」とあり、YouTubeでアルバムでなくEvening Starという曲を聴いた。
聴きやすく、音でなく、ちゃんと音楽として感じる。


次にamazon musicを聴いた。
全く別物。

ChatGPTに確認


原曲と聴き比べると、オリジナルの曲ををそのまま、引き伸ばしているようです。どうでしょうか?

はい、その可能性がかなり高いです。

実際に動画タイトル自体が

Fripp & Eno - The Equatorial Stars (5 Hour Time-Stretched Version) [Full Album] (YouTube)

となっていて、「Time-Stretched Version(時間引き伸ばし版)」と明記されています。(YouTube)

音楽制作で Time Stretch(タイムストレッチ) というのは、

  • 音程(ピッチ)はなるべく変えず

  • 再生時間だけ長くする

処理のことです。

つまり、

  • 原曲の音素材

  • 原曲の構成

  • 原曲の演奏

は基本的にそのままで、

音の変化速度だけを遅くしている状態です。


アンビエント系の YouTube ではかなりよく行われる手法です。

例えば、

  • Brian Eno の『Thursday Afternoon』

  • Brian Eno の『Stars』

  • Robert Fripp & Brian Eno の『Evening Star』

なども「6時間版」「8時間版」に引き伸ばされた動画が多数あります。(YouTube)


面白いのは、

『The Equatorial Stars』自体が元々かなりスローなアンビエント作品なので、

普通のロック曲を5倍に伸ばした時のような

  • リズム崩壊

  • 不自然な残響

が目立ちにくいことです。

むしろ、

  • ドローン

  • 残響

  • 倍音

  • 音の尾

が拡大されて、

「もともとそういう作品だったのでは?」

と思うくらい自然に聴こえる場合があります。


GP式で言うと、

原曲が

「音の霧の中からギターが浮かぶ」

作品だとすると、

5時間版は

「その霧の中に入り込んで散歩する」

感覚です。

だから聴き比べると、

新しい演奏が追加されているというより、

原曲を極端にスローモーション化して、音の内部構造を拡大鏡で眺めている

感じに近いと思います。

特に『The Equatorial Stars』は元から時間感覚が曖昧な作品なので、タイムストレッチとの相性が非常に良いですね。

 まるで、スープをのばして作ったお吸い物みたい。
元の味とは全然違うけど、香りは感じられる。


なるほど。その違いは大きいですね。

先ほどの「出汁で伸ばしたお吸い物」だと、

  • 薄くなっても旨味は残る

  • 新しい味わいとして成立する

  • 香りや余韻がむしろ見えやすくなる

というイメージでした。

でも今回の5時間版についてのGPの感想は、

「出汁で伸ばした」のではなく、
「5倍のお湯で薄めた」

ですね。

料理で例えると、

濃厚なガンボを

  • 出汁で伸ばした → ガンボ風スープ

  • お湯で伸ばした → ガンボの記憶が残る色付きのお湯

くらい違います。

音楽的にも、

良いタイムストレッチ作品は

  • 新しい倍音が現れる

  • 音の内部構造が見える

  • 別作品として成立する

ことがあります。

一方で単純に5倍に引き伸ばしただけだと、

  • 展開が消える

  • 緊張感が消える

  • 音の密度が極端に下がる

ので、

「ああ、元はこの曲だったな」

という香りだけが残ることがあります。

GPが普段やっている料理実験で言えば、

フェセンジュンやガンボを薄味化したときも、

ただ水を足すだけでは面白くなくて、

  • 香りを補う

  • 酸を加える

  • ハーブを足す

  • 出汁を加える

ことで「アンビエント料理」として成立させていますよね。

今回の5時間版は、

その補強をせずに

「原曲をそのまま5倍に希釈した」

印象に近いのでしょう。

だから感想としては、

原曲の香りは漂う。

でも、新しい旨味や発見はあまり増えていない。

まるで濃いスープを5倍のお湯で割ったようだ。

という表現がかなりしっくりきます。

逆に面白いのは、あなたが以前から言っている「アンビエント料理」は単なる薄味ではなく、

薄めても成立するよう再設計すること

だという点です。

その視点で見ると、この5時間版は「アンビエント化」ではなく、

「希釈」

という評価になりますね。これは料理実験をたくさんしている人ならではの鋭い聴き方だと思います。


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amazon
曲目リスト
1 Meissa
2 Lyra
3 Tarazed
4 Lupus
5 Ankaa
6 Altair
7 Terebellum

内容紹介
32 years after their Vanguard album NO PUSSYFOOTING Robert Fripp and Brian Eno came together in 2004 to compose and perform seven new sounscapes on THE EQUATORIAL STARS. Produced by Brian Eno, this album, whose textures and atmospheres from the heart of each track, subtly changing, allowing space for Fripp's guitar solos and sounds to emerge from the center, give Fripp & Eno the opportunity to redefine an area of music they helped launch into the mainstream in the first place.

ChatGPT 翻訳

ロバート・フリップとブライアン・イーノは、Vanguard盤『NO PUSSYFOOTING』発表から32年後の2004年に再び集い、『THE EQUATORIAL STARS』のために7つの新しいサウンドスケープを作曲・演奏しました。

ブライアン・イーノがプロデュースしたこのアルバムでは、各曲の核となる質感(テクスチャ)と空気感(アトモスフィア)が微妙に変化し続けながら展開していきます。その広々とした音響空間の中から、フリップのギターによるソロやさまざまな音が中心部から浮かび上がるように現れます。

本作によってフリップ&イーノは、かつて自らが世に広めるきっかけを作った音楽領域を、あらためて再定義する機会を得たのです。


GP式に意訳すると

『ノー・プッシーフッティング』から32年。
ロバート・フリップとブライアン・イーノは再び出会い、『ジ・エクアトリアル・スターズ』で7つの静かな音の風景を描いた。

イーノが織り上げるゆっくりと変化する音の霧の中から、フリップのギターがまるで星の光のように現れては消える。

それは派手な演奏を聴かせる作品ではなく、音そのものが呼吸する空間を味わう作品である。

そして二人は、アンビエント・ミュージックという自ら切り開いた世界を、成熟した視点からもう一度見つめ直している。


ロバート・フリップは、イングランド出身のミュージシャン、ギタリスト、作曲家。プログレッシブ・ロックを代表するバンドであるキング・クリムゾンのギタリスト兼リーダーである。ウキペディアより

Amazonレビュー

 ブライアン・イーノが1970年代に作りだしたアンビエント・ミュージックは、その後、実につまらない曲が数多く作られてきたので、実際はこのジャンルが彩りに満ちた音楽だと思い出すことが難しい場合もある。そしてミスター・イーノが生みだしたクリックでできあがる不明瞭な音は、現代のコンピュータ・ソフトウエアでしか作りだすしかないこともある一方で、このアルバムは1975年のみずみずしくのどかで優れた『Evening Star』の再現となっている。このデュオはやり残したことを、物憂げな恵みの曲を集めたこのふさわしいタイトルのアルバムで実現させている。たとえばクランキー・レーベルがリリースしているような現代のアンビエント・ミュージックのファンはもう少し“あいまいにやっていい”と思うかもしれない。しかし、他のジャンル(たとえばブルーグラス)と同じレベルでアンビエント・ミュージックを見つめれば、このアルバムはこのジャンルの創始者(たとえばビル・モンローやラルフ・スタンレー)の作品を聞いているようなもので、夕陽を見ながら裏手のポーチで静かにジャムしているようなものである。そして本作品に欠点を見つけることは難しく、意識して気取りを省いた出来のいい作品となっている。(Mike McGonigal, Amazon.com)


天空のハーモニー byいちのすけ

キング・クリムゾンのリーダーでありギタリストのロバート・フリップと
元ロキシー・ミュージック、アンビエントの始祖、ノー・ニューヨークの仕掛け人
ブライアン・イーノとのコラボ・ユニット。
1975年のEvening Star以来30年ぶりとなる二人の共演である。
「赤道の星」と名付けられた本作。
驚くほど肩の力の入っていないそれでいて素晴らしく美しい作品だ。
実験的な試みを繰り返してきた二人がそのプレイの質で描き出す
壮大なサウンド・スケープ。
ナイーブかつクリア、伸びやかななトーンをつま弾く
フリップのギター。
静寂からやってくるイーノが操るアンビエントなエレメンツ。
それらが高次元で出偶い壮大な天球に光を放つ。
その光は1等星や2等星だけではなく
3等星から5等星まであり
ほのかに光りつつ揺らぎ
天空のハーモニーを奏でる。
まるで闇の中で天球の中間に位置し
その光の一つひとつを愛でるかのようだ。
そのスピリチュアルなアプローチは
天を抜け、神話の世界に
繋がっているような想いがする。

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