2025年12月1日月曜日

ブルースにとりつかれて:リンク集

 ブルースにとりつかれて 鮎川誠


松本康  (Ko Matsumoto) facebook


Keep On Jukin' <archive>ブルースにとりつかれて サイトアーカイブ


blues

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Keep On Jukin' サイトアーカイブ

1. ブルースにとりつかれてvol.1 サイト

 MUDDY WATERS & CHESS RECORDS 19721210

2.ブルースにとりつかれてvol.2 サイト

 B. B. KING -Another Great in Post War Era 19730121

3.ブルースにとりつかれてvol.3 サイト

 デルタ・ブルース その1

4.ブルースにとりつかれてvol.4. サイト

 デルタ・ブルースその2

5.ブルースにとりつかれてvol.5 サイト

 ライトニン・ホプキンスとテキサス・ブルース

6.ブルースにとりつかれてvol.6 サイト

 ジョン・リー・フッカーとジミー・リード

7.ブルースにとりつかれてvol.7 サイト

 ブルース・ハープのすべて 

8.ブルースにとりつかれてvol.8 サイト

 女性ヴォーカル特集 

9.ブルースにとりつかれてvol.9 サイト

 ぱわあはうすが選んだベスト・ブルース・ミュージシャン20人 

10.ブルースにとりつかれてvol.10 サイト

  シカゴ・ブルース From The Beginning

11.ブルースにとりつかれてvol.11 サイト

  ホワイト・ブルース

12.ブルースにとりつかれてvol.12 サイト

  ハウス・ジャム

13.ブルースにとりつかれてvol.13 サイト

  ブルース・ギター

14.ブルースにとりつかれてvol.14 サイト

  ジャグ・バンドとメンフィス・ブルース

 ※表紙以外画像なし

 

15.ブルースにとりつかれてvol.15 サイト

 メンフィス・ブルース・アゲイン

 ※表紙以外画像なし

16.ブルースにとりつかれてvol.16 サイト

 DOWN IN LOUISIANA

 ※表紙以外画像なし

17.ブルースにとりつかれてvol.17 サイト

 BLUES PIANO

 ※表紙以外画像なし

18.ブルースにとりつかれてvol.18 サイト

 EAST COAST BLUES

 ※表紙以外画像なし

19.ブルースにとりつかれてvol.19 サイト

 WEST COAST BLUES

 ※表紙以外画像なし


 まだ、時期は確定してないが、嬉しいことに、「ブルースにとりつかれて」のパンフレットがデジタル・テキスト化されるプロジェクトが進行していて、その現代版が公開されようとしている。フェイス・ブック上で鮎川誠によって呼びかけられ、それに反応してくれた有志で徐々にテキスト化されている。それを松本康が校正し、今回のプルジェクト・リーダー(後日、スタッフ全員ともども氏名を公開)が形を整えて、インターネット上でアーカイヴとして残そうというものである。乞うご期待!

2013.9.2

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非公開<archive>「ブルースにとりつかれてVol.1」パンフレット

Keep On Jukin' より 

「ブルースにとりつかれてVol.1」パンフレット  Vol.1-19まであり


2013.4.21


 いよいよ私のアーカイヴ・シリーズの最初のハイライトが登場する。それは「ブルースにとりつかれて」。

 この「ブルースにとりつかれて」はサンハウスの鮎川誠が中心になり、今や伝説となったロック喫茶「ぱわあほうす」のオーナー、田原裕介の理解のもとで始めたレコード・コンサート。柴山俊之(菊)、篠山哲雄、奈良敏博といったサンハウスのメンバーのバックアップもあって実現した、ロックのイマジネイションの源泉のひとつになったブルースを集中して聞こうというイヴェントだった。1972年の12月から1974年7月まで19回、ほぼ毎月一回行われた。

 私は当時、このぱわあほうすのスタッフだったのもあり、初回から助手として参加し、徐々に編集スタッフの一員となっていった。

 その辺りのいきさつは、1990年に復刻の作業をした時に書いた私の文章も添えながら、明らかにしていきたい。


 まずは名刺代わりに記念すべき第1回「マディ・ウォーターズとチェス・レコード関係」のパンフレットを掲載したい。復刻版は数年前に一部公開しているので、全く未知の内容では無いと思うが、原版に忠実な再現は今回が初めて。門外不出というわけではなかったが、技術的な問題で断念していた。ネット時代のメリットを有効に使おうという訳だ。ジューク・レコードのルーツであると、はっきり断言できる。また同時に福岡のロックの源流のひとつになっているとも言って、過言でない。

 以後、回を追って全貌を明らかにしていきます。お楽しみに。(画像群の下へコメントは続きます・・・)

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・ブルースにとりつかれて Vol.1 page-16


 まずパンフレットの執筆者の事を。このシリーズのパンフレットは、何故か無記名になっている。当初から各自が「俺が、俺が」というところが無くて、みんなで作り上げるといった感じだったのかなと思う。でも私は当事者なので、だいたい誰が書いたかわかる。(以下、文中は敬意をこめて、敬称を略する)

 まず第1章の「ごあいさつ」と「あとがき」は田原裕介、2章の「ブルースとはいったい、、、」、「ブルース・マップ」、3章「マディー・ウォーターズと、、、」は鮎川誠、その中の「僕の大好きな、、、」は柴山俊之、4章の「アーティスト紹介」は松本康、5章の「今回取り上げた曲のリスト」はほとんど全部、鮎川誠の選曲&監修。当時、柴山25歳、鮎川、田原24歳、皆、ちゃんと一家言あるところが凄い。ちなみに、松本は22歳、「アーティスト紹介」といっても、他の本に書いてあった事を短くまとめただけ、ただの門前の小僧。


 当日の音は、ぱわあはうすの空き時間に鮎川誠と松本が、オープン・リールのテープ・デッキにかける順に事前に録音しておき、用意していた。そこから3~5曲ずつかけては、デッキをポーズにして、鮎川誠が解説をするといったやり方を初回から貫いた。第1回はリストを見れば驚くが、80曲もかけている。しかも全曲ノー・カットだから、5〜6時間近くになったと思う。さすがにみんなも腹一杯になって、あくびも出そうなぐらいだった。あれも入れたい、この曲もとなって、本当は2~3回にわけてもいいヴォリュームを一回でやったという訳だ。

 何より特筆すべきは、この解説をやった鮎川誠のコメントがすべてアドリブだという事。放送局のように進行表や台本などいっさい無い、当然の事ながら。このとき鮎川誠はすでにこれだけの曲の魅力や特色を体得していたという事だ。まさに、第2章で書いた事を身を以て実践していた。それが「ブルース・マップ」によく表れていて、ブルースが分かる人には、この相関図の微妙な強調の仕方や流れに納得がいくと思う。今見ても素晴らしい!


 お客さんの入りはというと、ぱわあはうすは定員がテーブルとイス席の30人ぐらいのそう広くない空間だったが、20人にも満たなかった記憶がある。サンハウスがライヴをすると、全員スタンディングで、いつもぎゅうぎゅうの100人近くになっていた。メンバーのアナザー・サイド的なイヴェントには、そう人が集まるものではない。今も昔も同じ。

 でも、AD的な位置にあった私は、このレコード・コンサートの一番のファンと言いたいぐらい、鮎川誠の一言一句が堪えられなく響いてきた、「うん、これはよか」と。選曲の充実ぶりには、今でも驚くばかりで、当時の少ない音源と情報の中で、よくぞこれほどのものが展開できたと感心する。ロック好きのブルースという視点が、全く色褪せない。


 このパンフレットは、ほとんどその前日の夜、数人で手分けして、原稿を鉄筆で原紙に書き、謄写版(とうしゃばん)、いわゆるガリ版で印刷し、印刷したものを、最大の理解者シーナをはじめ、参加したヴォランティアを含めた全員で、帳合や製本をしていた。このガリ版は、そのころ自宅で学習塾をしていた松本が持ち込んだものだった。<ちなみに次の記事にある画像のもの(http://yokoyama.keikai.topblog.jp/blog_my_top/blog_id=7&date=2007-8-19)とほぼ同じもの> 当時コピー機は全然普及してなく、たぶん1枚あたりのコピー代はべらぼうだっただろう。

 ガリ版というものは、原理的に写真が取り込めない。だから文字ばかりになる。あとは手書きのイラストに頼るしかない。回を追う毎に、鮎川誠や篠山哲雄が、表紙などにイラストを入れるようになっていった。

 それよりもまず大事なのは、なぜパンフレットを作るようになったかという事で、それは発起人の三人、田原裕介、鮎川誠、柴山俊之の意向が強かったと思う。どうせなら、形になるものを残そうと。そして、ここでは鮎川誠の元明善高校新聞部のノウハウが活きる。ページ割りも「模擬(モギ)」というものを作ったりで、その教えが、後の私の印刷道と小冊子作りの先駆けともなった。


 とにかく、皆、やる気だけはあった。何がないからとくじける事無く、「どうにかする」の精神だった。 これぞまさに、「ロックの態度 (ATTITUDE)」!

 

 

 


ーーーー追加アーカイブーーーー

「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン) rocketweb

 オムニバス大著『パラダイスへの道』(1990年出版)に収録された際に、トランスレート/再編成されたものの一部です。

オリジナル版の、見えにくい部分等を補強するためのもので、曲目表や「ブールースマップ」、イラストなどはオリジナル版をご覧ください。

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『パラダイスへの道』 amazon 在庫なし



パラダイスへの道 

 国立国会図書館 検索
 古本屋 サイト
 YouTube 久保田麻琴と夕焼け楽団 
ラッキー・オールド・サン ウキペディア

これは「本」であり、オブジェである/「パラダイスへの道」:桜井孝身 [本に会う旅<29>] ブログ

久保田麻琴 ウキペディア 
  本 世界の音を訪ねる—音の錬金術師の旅日記 



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Keep On Jukin' サイト

<archive>「ブルースにとりつかれて」 パンフレット 一覧

 この「ブルースにとりつかれて」はサンハウスの鮎川誠が中心になり、今や伝説となったロック喫茶「ぱわあほうす」のオーナー、田原裕介の理解のもとで始めたレコード・コンサート。柴山俊之(菊)、篠山哲雄、奈良敏博といったサンハウスのメンバーのバックアップもあって実現した、ロックのイマジネイションの源泉のひとつになったブルースを集中して聞こうというイヴェントだった。


重要:今回取り上げた曲のリスト、

ブルースにとりつかれて1マディ・ウォーターズ

Vol.1 マディ・ウォーターズとチェス・レコード関係

 サイト 16ページ ok

Vol.2 B・B・キング特集

 サイト 20ページ ok


Vol.3 デルタ・ブルース特集

 サイト 20ページ ok
 
 特に鮎川誠は手応えをつかんでいた。選曲した数も64曲。よくぞこれだけ並べられたなあと思う。当時、音源は本当に乏しかった。だからこそかも知れないが、ひとつひとつを聞き込み、ものにしていたのだろう。その時の曲の解説を録音してなかったのが、今にして思えば、悔やまれる。でも、そんな事より、その場、ぱわあはうすで、集まった人と一緒にブルースを聴くのが目的だったし、後の事など意識していなかった。パンフレットが残っているだけでも貴重。

 パンフレットも、単に感想文の集まりじゃなく、もっとブルースを掘り下げようという姿勢が伺える。ただ残念なのは、謄写版での印刷の出来が悪く、ムラもあり、読みにくい。でも、それは当時も同じ。皆、懸命に読もうとしていた。皆さんもどうにか読み込んで欲しい。表紙とP.6の挿画(篠山哲雄の複製)を始め、イラストレイションを入れようとする努力が見える。担当は、目次の<I>が田原裕介、<II> <VI> <VII>が鮎川誠(特に<II>でのボトルネック・ギターの絵入りの解説がいい)、<III>が松本康、<V>が奈良敏博。

Vol.4 デルタ・ブルースその2

 サイト 18ページ ok

 今回のパンフレットに大きな特徴がある。それは<V>の曲目解説で、表記も英語の歌を取り上げるのだから、英語だけにしたのと、何よりも流れに沿って数曲ずつブロックに分けて、その下に情報と鮎川誠自身の感想を並べた事だ。一見何気ないが、これは画期的な方式で、選曲の妙とその意図がはっきり分かるやり方で、専売特許ものと言ってもいいくらいだ。特に<30>~<36>の「ローリン&タンブリン」の分析は素晴らしい。


 私、松本康が後に「Beatin’ Groovin’ Movin’」「A Shot Of Rhythm & Blues」「Keep On Jukin’」といった音楽をかけるイヴェントをやって行く上での、基本パターンになった。つまりは「ブルースにとりつかれて」方式を、自分なりに継承して行く源泉がここに出来たと言える。「三つ子の魂百まで」


Vol.5 ライトニン・ホプキンスとテキサス・ブルース 

 サイト 20ページ ok

Vol.6 ジョン・リー・フッカーとジミー・リード

 サイト 20ページ ok

Vol.7 ブルース・ハープ 

 サイト 18ページ ok

Vol.8 女性ヴォーカル特集 

 サイト 26ページ ok

Vol.9 ぱわあはうすが選んだベスト・ブルース・ミュージシャン20人 

 サイト 20ページ ok

Vol.10 シカゴ・ブルース From The Beginning 

 サイト 20ページ ok

Vol.11 ホワイト・ブルース 

 サイト 18ページ ok

Vol.12 ハウス・ジャム 

 サイト 20ページ ok

Vol.13 ブルース・ギター 

 サイト 14ページ ok

Vol.14 ジャグ・バンドとメンフィス・ブルース

 サイト 10ページ 1ページのみ

Vol.15 メンフィス・ブルース・アゲイン 

 サイト 14ページ 1ページのみ

 また、これまでのプレイリスト(選曲)をテキストで起こしてみようという有志がおられましたら、一部だけでも大歓迎です、FBからご連絡ください。では!

 ENJOY & Keep A-Rockin'!!

Vol.16 DOWN IN LOUISIANA

 サイト 12ページ 1ページのみ

 参考:SONHOUSE / 一番列車ブルース(CD) サイト

Vol.17 BLUES PIANO 

 サイト 2ページ 1ページのみ

Vol.18 EAST COAST BLUES

 サイト 22ページ 1ページのみ 1974年5月

Vol.19 WEST COAST BLUES

 サイト 最終回:14ページ 1ページのみ


まだ、時期は確定してないが、嬉しいことに、「ブルースにとりつかれて」のパンフレットがデジタル・テキスト化されるプロジェクトが進行していて、その現代版が公開されようとしている。フェイス・ブック上で鮎川誠によって呼びかけられ、それに反応してくれた有志で徐々にテキスト化されている。それを松本康が校正し、今回のプルジェクト・リーダー(後日、スタッフ全員ともども氏名を公開)が形を整えて、インターネット上でアーカイヴとして残そうというものである。乞うご期待! Rock bands will come, Rock bands will go, but Rock ‘N Roll will go on forever. (by Ray ‘The Kink’ Davies)


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2025年11月30日日曜日

バイクで走りながら聴く音楽

バイクで走りながら聴く音楽


iPhoneで聴きながら、感想、コメントをメモする。

iTunesの活用

amazon music  の活用


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聴くべき音楽リスト

1.ブルースに取りつかれて


2025年11月18日火曜日

プログレメタルの歴史に残る天才ギタリスト

 

プログレメタルの歴史に残る天才ギタリスト

YouTube


1.ジョン・ペトルーシ Dream Theater

2.マイケル・ロメオ Symphony X

3.トシン・アパシ Animals As Leaders

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1.ジョン・ペトルーシ Dream Theater

ウキペディア

ドリーム・シアター (Dream Theater) は、アメリカ合衆国出身のプログレッシブ・メタルバンド。


「フェイツ・ウォーニング」らと並び、米国産プログレッシブ・メタルの草分け的存在として知られる[5]。度々の来日実績があり、日本でも高い支持を得る。


概要

イエス、ジェネシスなどの構築的なプログレッシブ・ロックと、アイアン・メイデンやメタリカなどのドラマティックな展開を持ったヘヴィメタルの双方に影響を受け、それらを各々の豊かな演奏技術と多彩なバックボーンで組み合わせたスタイルを築き上げている。ことに双方の要素を色濃く持つ音楽性のラッシュについては、メンバーが(特にアルバム『アウェイク』の頃まで)あちこちのインタビュー等でその影響を公言していた。


略歴

1980年代

1985年、ボストン市にあるバークリー音楽院に通っていたジョン・ペトルーシ、ジョン・マイアング、マイク・ポートノイの3人にペトルーシとマイアングのバンド仲間のケヴィン・ムーアが参加し、4人編成のバンドとして活動を開始する。

1986年、ボーカルにクリス・コリンズを迎え「MAJESTY」という名前でデモテープの製作などを行っていたが、11月にクリスが声域の狭さを理由に解雇される。

1987年秋、チャーリー・ドミニシが加入する。

1989年、1stアルバム『ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト』を制作し、デビューを飾る。しかし、デビュー直前に同名のジャズ・バンドが既に存在していることがわかり、マイク・ポートノイの父親の提案した「DREAM THEATER」をバンド名とすることに決まる。因みにこの名前の由来は父親が住む町にある同名の映画館である。

なお使用しているシンボルマークは、Majestyを象徴するもので、スコットランドのクイーン・メアリーが使用していたとされるものであり、しばしばアルバムアートに描かれている。

同年、いくつかコンサートを行った後、人間性・音楽性の不一致によりチャーリー・ドミニシ解雇。

1990年代

1991年、2年近くのボーカリスト不在期間を経てジェイムズ・ラブリエが加入。

1992年に2ndアルバム『イメージズ・アンド・ワーズ』を発売。大ヒットを記録する。

前作は「衝撃的なバンドのデビュー作」として迎えられたもののセールス的には伸び悩んだこと、プロダクションの数々の不手際(プロダクション内の不協和)、レーベルとの不協和など数々のトラブルが重なり、ライブ活動も満足に出来ない状態に置かれてしまったことから、2作目の発表までに3年を要したとされている。また、この時期にバンドは徹底的なリハーサルを重ねて実力を蓄えたとも言われる。

1994年に3rdアルバム『アウェイク』を発表する。ジョン・ペトルーシが7弦ギターを、ジョン・マイアングが6弦ベースをそれぞれ使用。このときキーボードのケヴィン・ムーアが脱退。
ツアー要員としてデレク・シェリニアンがヘルプで加入し、その後に正式にメンバーとして迎え入れられる。

1995年、ミニアルバム『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』を発表する。表題曲は七部構成の組曲で実に23分にも及ぶ。この年、ロンドンでマリリオンのスティーヴ・ホガース、スティーヴ・ロザリーとも共演。
1997年、4thアルバム『フォーリング・イントゥ・インフィニティ』を発表する。
1998年、二枚組のライブアルバム『ワンス・イン・ア・ライヴ・タイム』を発表する。
1999年、キーボードがデレクからリキッド・テンション・エクスペリメントで共演したジョーダン・ルーデスに交代。ほどなく同プロジェクトは解体される。
初のコンセプト・アルバムとなる5thアルバム『メトロポリス・パート2:シーンズ・フロム・ア・メモリー』をリリースする。
このアルバムは2ndアルバムの『イメージズ・アンド・ワーズ』に収録されていた楽曲「メトロポリス」の続編として製作され、全編にわたって歌詞や旋律が同曲を下敷きにしたものとなった。アルバムタイトルも"Somewhere like a scene from a memory"という同曲のラインからの発想である。
また、ライブではこのコンセプト・アルバムが完全再現された。
2000年代
2001年、5thアルバムのツアーの最終公演に当たるN.Y.でのライブを収録したライブDVD、およびライブビデオ『メトロポリス2000』を発売する。
それに続き同公演を収録した三枚組にも及ぶライブアルバム『ライヴ・シーンズ・フロム・ニューヨーク』を発売する。

2002年、二枚組の6thアルバム『シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス』を発売する。
2003年、7thアルバム『トレイン・オブ・ソート』を発売する。
2004年、7thアルバムを引っさげたツアーで彼らにとって初めてとなる日本武道館公演を行い、その様子を収めたCD・DVD『ライヴ・アット・武道館』を同年に発売する。
2005年、8枚目となるアルバム『オクタヴァリウム』を6月8日に発売する。
2006年4月1日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで"A VERY SPECIAL EVENING WITH DREAM THEATER"と題したワールドツアーの最終公演を行った。その様子は2006年8月にCD・DVDとして発売。

2007年2月8日、ロードランナー・レコードと契約を締結。9作目となるアルバム『システマティック・ケイオス』の発売が6月6日となることがアナウンスされた。
2007年6月6日、9枚目となるアルバム『システマティック・ケイオス』を発売する。2007年現在は、同アルバムを引っさげたワールドツアーを行っている。今回のツアーから前座が帯同するようになり、チャーリー・ドミニシやオーペスなどが前座を務めた。
2008年1月15日、2度目の日本武道館公演を行った。
2008年4月1日、(日本は4月9日)、初のコンピレーションアルバムとなる『グレイテスト・ヒット+21ソングス』を発売。
2008年9月30日、(日本は11月26日)、35カ国、105都市、115公演に渡る世界各国でのツアーをまとめたライブ、ドキュメンタリーDVD、『ケイオス・イン・モーション2007-2008』を発売する。

2009年、通算10作目でロードランナー移籍後2枚目となるアルバム『ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ』を発売する。

2010年代

2010年、公式HP上でマイク・ポートノイの脱退が発表される。

2011年4月29日、(日本は4月30日)、ユーチューブのロードランナー・レコーズチャンネルにおいて、マイク・マンジーニの加入が発表された。

2011年9月13日、(日本は9月7日)、11作目となるアルバム『ア・ドラマティック・ターン・オブ・イベンツ』をリリース。ロードランナー移籍後3枚目のアルバムとなった。

2012年4月には4年ぶりに単独で来日し、ツアーを行った。

2013年9月24日、(日本は9月18日)、12枚目となるアルバム『ドリーム・シアター』を発売した。

2014年9月29日、ボストン・オペラ・ハウスでの公演を収録したライブアルバム、『ブレイキング・ザ・フォース・ウォール』をリリース。

2015年9月、ツアー終了後に新譜の制作を開始し、翌年初頭にリリースすると発表。同年12月、13thアルバムを翌年1月29日に発売することが発表され、リードトラック『The Gift of Music』が公開された[6]。

2016年1月、13枚目のアルバム『ジ・アストニッシング』をリリース[7]。

2017年1月より、2ndアルバム『イメージズ・アンド・ワーズ』リリース25周年記念”アルバム完全再現+α”を演奏するワールドツアー「IMAGES, WORDS & BEYOND 25th Anniversary Tour」を開催、9月に来日公演を行う。

2019年2月22日、14枚目のアルバム『ディスタンス・オーバー・タイム』をリリース。

2019年3月より、最新アルバム『ディスタンス・オーバー・タイム』と、発売から20年が経過した5thアルバム『メトロポリス・パート2:シーンズ・フロム・ア・メモリー』を筆頭にライブ公演を行う。翌年(2020年)の5月に来日する予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により中止となった。

2020年代
2020年11月27日、幻となった日本公演の演目(上記参照)が収録されたライブ・アルバム『ディスタント・メモリーズ』を発表。ドリーム・シアターにとって、6年ぶりのライブ・アルバムとなった。
2020年12月1日、一か月限定で、『The Holiday Spirit Carries On』をデジタルリリース。収益は新型コロナウイルスで仕事を失ったツアークルー達に全額寄付される。[8]
2021年1月31日、インターネット上で、2017年、日本武道館にて演奏し、WOWOWライブにて配信された「IMAGES, WORDS & BEYOND 25th Anniversary Tour」の映像を「Images,Words&Beyond Live in Japan」と題してストリーミング配信した。[9]
2021年5月5日、『Lost Not Forgotten Archives』と題したオフィシャルブートレグ発表のアナウンスが公式サイトでなされた。第一弾は2017年の日本武道館ライブの際に完全再現した『イメージズ・アンド・ワーズ』を収録している。ドリーム・シアターのオフィシャルブートレグの販売は、2009年以来12年振りのことであり、その後2023年現在までに第21弾まで発表されている。なお、扱いとしてはブートではあるが、日本盤も発売されている。
2021年10月22日、15枚目のアルバム、『ア・ヴュー・フロム・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド』をリリース。
2022年4月3日、アルバム『ア・ヴュー・フロム・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド』の収録曲「The Alien」にて、第64回グラミー賞 最優秀メタル・パフォーマンスを受賞。バンドがグラミー賞を受賞するのは今回が初となる[10]。
2023年10月25日、マイク・ポートノイが復帰する事を公式に発表、それに伴いマイク・マンジーニの脱退も発表された[11]。
メンバー
現ラインナップ
ジェイムズ・ラブリエ (James LaBrie) - ボーカル (1991年– )
ジョン・ペトルーシ (John Petrucci) - ギター (1985年– )
ジョン・マイアング (John Myung) - ベース (1985年– )
ジョーダン・ルーデス (Jordan Rudess) - キーボード (1999年– )
マイク・ポートノイ (Mike Portnoy) – ドラムス (1985年-2010年、2023年-)


→詳細は「ドリーム・シアターの作品」を参照
スタジオ・アルバム
『ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト』 - When Dream and Day Unite (1989年)

『イメージズ・アンド・ワーズ』 - Images and Words (1992年)
『アウェイク』 - Awake (1994年)
『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』 - A Change of Seasons (1995年) ※EP
『フォーリング・イントゥ・インフィニティ』 - Falling into Infinity (1997年)
『メトロポリス・パート2:シーンズ・フロム・ア・メモリー』 - Metropolis Pt. 2 : Scenes from a Memory (1999年)
『シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス』 - Six Degrees of Inner Turbulence (2002年)
『トレイン・オブ・ソート』 - Train of Thought (2003年)
『オクタヴァリウム』 - Octavarium (2005年)
『システマティック・ケイオス』 - Systematic Chaos (2007年)
『ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ』 - Black Clouds & Silver Linings (2009年)
『ア・ドラマティック・ターン・オブ・イベンツ』 - A Dramatic Turn of Events (2011年)
『ドリーム・シアター』 - Dream Theater (2013年)
『ジ・アストニッシング』 - The Astonishing (2016年)
『ディスタンス・オーバー・タイム』 - Distance over Time (2019年)
『ア・ヴュー・フロム・ザ・トップ・オブ・ザ・ワールド』 - A View from the Top of the World (2021年)
『パラソムニア』 - Parasomnia (2025年)

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2.マイケル・ロメオ Symphony X


3.トシン・アパシ Animals As Leaders


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2025年10月23日木曜日

【SONGS】 第693回 森山直太朗

 

【SONGS】 第693回 森山直太朗

公開:2025年 10月16日(木) 午後1:00

更新:2025年 10月20日(月) 午前6:04

NHK

森山直太朗が愛する“フォークソング”を大特集

フォーク全盛期の名曲&貴重映像が続々!

「生きてることが辛いなら」「あの世でね」「生きている」3曲をSPパフォーマンス

森山直太朗がSONGSに3年ぶりの登場!


2002年のメジャーデビュー以来、「さくら」「夏の終わり」「生きとし生ける物へ」など、数々のヒット曲を生み出してきた森山直太朗。20周年を迎えた2022年からは、およそ2年間で100本を超えるツアーを開催し12万人を動員。近年は俳優として、ドラマ・映画に出演するなど、活動の幅を広げている。


そんな森山が、デビュー以来こだわり続けているのが、“フォークシンガー”であるということ。今回のSONGSでは、森山直太朗の原点とも言えるフォークソングを大特集。“フォーク全盛期”と呼ばれた時代の貴重映像や、数々のレジェンドシンガーの名曲を通して、森山が愛するフォークソングの魅力を紐解いていく。

さらに今年、対極的なサウンドの2枚のコンセプトアルバムを同時に発表し、2つのツアーを同時期に展開する森山。番組責任者・大泉洋とのトークでは、20周年を越えた現在も、唯一無二の世界観とスタイルで、新たな挑戦を続ける原動力に迫る。


スタジオパフォーマンスでは、「生きてることが辛いなら」「あの世でね」に加え、テレビ初歌唱となる「生きている」の3曲を披露する。

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2025年9月22日月曜日

エルヴィス・プレスリー Elvis Presley

 エルヴィス・プレスリー Elvis Presley

ウィキペディア music 

 エルヴィス・アーロン・プレスリー(Elvis Aron Presley、1935年1月8日 - 1977年8月16日)は、アメリカ合衆国の歌手[9][10]、俳優[11]。全世界のレコード・カセット・CD等の総売り上げは5億枚以上とされている[12][13]、史上最も売れた音楽家の一人[14][15]。「キング・オブ・ロックンロール」と称される[16]。ミドルネームは公文書、サイン共にAronだが、墓石にはAaronと表記されている[17]。

概要

 1950年代にチャック・ベリーやファッツ・ドミノ、リトル・リチャード、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、ビル・ヘイリーらと共にロック・アンド・ロール(ロックンロール)の誕生と普及に大きく貢献した、いわゆる創始者の一人であり、後進のアーティストに多大なる影響を与えた。その功績からキング・オブ・ロックンロールまたはキングと称され、ギネス・ワールド・レコーズでは「史上最も成功したソロ・アーティスト」として認定されている。1950年代に、アメリカやイギリスをはじめとする多くの若者をロックンロールによって熱狂させ、それは20世紀後半のポピュラー音楽の中で、最初の大きなムーブメントを引き起こした。また、極貧の幼少時代から一気にスーパースターにまで上り詰めたことから、アメリカンドリームの象徴であるとされる。ジョン・レノン、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、ボブ・シーガー、フレディ・マーキュリー、テリー・スタッフォードなど、多くのロック、ポップのミュージシャンたちが憧れたことでも知られる(下段・フォロワーを参照)。


 初期のプレスリーのロカビリー・スタイルは、黒人の音楽であるブルースやリズムアンドブルースと白人の音楽であるカントリー・アンド・ウェスタンを融合した音楽であるといわれている。それは深刻な人種問題を抱えていた当時のアメリカでは画期的なことであった。

 その後全国的な人気を得たが、白人社会だった当時は保守層から「プレスリーはセックス狂」や「彼は白人を黒人に陥れる」など、凄まじい批判を受けた。「ロックンロールが青少年の非行の原因だ」と中傷され、「骨盤ダンス」も問題となり、PTAはテレビ放送の禁止要求を行うなど、様々な批判、中傷の的になった。KWK FM & AMラジオではプレスリーのレコード(「ハウンドドッグ」)を叩き割り、「ロックンロールとは絶縁だ」と放送。さらにフロリダの演奏では、下半身を動かすなとPTAやYMCAに言われ小指を動かして歌った。この時には警官がショーを撮影し、下半身を動かすと逮捕されることになっていた。

 そんな激しい批判の中でもプレスリーは激しいパフォーマンスをやめず、若者を釘付けにしていった。当時プレスリーは、自身に影響を与えた黒人アーティストのリスペクトを、インタビューなどで公に答えており、「ロックンロールが非行の原因になるとは思わない」とも答えている。また、プレスリーは自身のロックンロールについて「セクシーにしようとは思ってないさ。自分を表現する方法なんだ」「俺は人々に悪影響を与えてるとは思わない。もしそう思ったら、俺はトラック運転手に戻るよ。本気でそう思ってるんだ」と答えている。

 プレスリーの音楽によって多くの人々が初めてロックンロールに触れ、ロックンロールは一気にメジャーなものとなった。また、いままで音楽を聞かなかった若年層(特に若い女性)が、音楽を積極的に聞くようになり、ほぼ同時期に普及した安価なテレビジョンやレコードプレーヤーとともに音楽消費を増加させる原動力になった。さらに、音楽だけでなくファッションや髪型などの流行も若者たちの間に芽生え、若者文化が台頭した。晩年はその活動をショーやコンサート中心に移した。1977年8月16日、自宅であるグレイスランドにて42歳の若さで死去した。

 プレスリーの記録は多数あり、例えば、最も成功したソロアーティスト、最多ヒットシングル記録(151回)、1日で最もレコードを売り上げたアーティスト(死の翌日)、等がギネスによって認定されている。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第3位。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第3位。「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第1位。

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オリジナルアルバム

エルヴィス・プレスリー登場!(Elvis Presley) 1956 music 

エルヴィス(Elvis) 1956 music 

エルヴィス・クリスマス・アルバム(Elvis' Christmas Album) 1957 music 

Elvis' Golden Records 1958 music

エルヴィス・イズ・バック(Elvis Is Back!) 1960 なし YouTube

心のふるさと(His Hand in Mine) 1960 music 

歌の贈り物(Something for Everybody) 1961 なし YouTube

ブルー・ハワイ 1961 music 

ポット・ラック(Pot Luck) 1962 なし YouTube

ゴールデン・ヒム(How Great Thou Art) 1967 なし YouTube

エルヴィス・イン・メンフィス(From Elvis in Memphis) 1969 なし YouTube

バック・イン・メンフィス(Back in Memphis) 1970 music

That's the Way It Is (Deluxe Edition) 1970 music 156曲 • 8時間54分

エルヴィス・カントリー(Elvis Country (I'm 10,000 Years Old)) 1971 なし YouTube

ラヴ・レター・フロム・エルヴィス(Love Letters from Elvis) 1971 なし

初めてのクリスマス(Elvis Sings the Wonderful World of Christmas) 1971 なし

エルヴィス・ナウ(Elvis Now) 1972 なし

至上の愛(He Touched Me) 1972 なし

フール(Elvis) 1973 music 

ロックン・ロール魂(Raised on Rock/For Ol' Times Sake) 1973 なし

グッド・タイムズ(Good Times) 1974 なし

約束の地(Promised Land) 1975 なし

エルヴィス・トゥデイ(Today) 1975 なし

メンフィスより愛をこめて(From Elvis Presley Boulevard, Memphis, Tennessee) 1976 

ムーディ・ブルー(Moody Blue) 1977

1977年 逝去

The King of Rock 'n' Roll: The Complete 50's Masters 1992 music 140曲 • 5時間37分

エルヴィス~ベスト・ヒッツ・イン・ジャパン 2002 music 

The Essential Elvis Presley 2007 music 

If I Can Dream: Elvis Presley with the Royal Philharmonic Orchestra 2015 music

MEMPHIS 2024 music 111曲 5時間36分 

 聞き流していて、まったりとした。Hey Judeまでカバーしていた。嬉しい。

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ライブ・アルバム

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全米ナンバー1獲得曲

 ナンバー1ヒットは全18曲、合計79週間である。曲数はビートルズ、マライア・キャリーに次ぐ歴代3位である。週間数に関してはマライア・キャリーに次ぐ歴代2位である。


ハートブレイク・ホテル(Heartbreak Hotel)1956年 7週間連続1位

アイ・ウォント・ユー、アイ・ニード・ユー、アイ・ラヴ・ユー(I Want You,I Need You,I Love You)1956年 1週間1位

ハウンド・ドッグ(Hound Dog)1956年 11週間連続1位

冷たくしないで(Don’t Be Cruel)1956年 11週間連続1位(Hound DogのB面)

ラヴ・ミー・テンダー(Love Me Tender)1956年 5週間連続1位

トゥー・マッチ(Too Much)1957年 3週間連続1位

恋にしびれて(All Shook Up)1957年 8週間連続1位

テディ・ベア((Let Me Be Your) Teddy Bear)1957年 7週間連続1位。エルヴィスは「なぜこんな曲が7週もNo.1になったのか」と疑問に思ったという。

監獄ロック(Jailhouse Rock)1957年 7週間連続1位

ドントまずいぜ(Don’t)1957年 5週間連続1位

冷たい女(Hard Headed Woman)1958年 1週間1位

恋の大穴(A Big Hunk o’ Love)1959年 2週間連続1位

本命はお前だ(Stuck On You)1960年 4週間連続1位

イッツ・ナウ・オア・ネバー(It’s Now or Never)1960年 5週間連続1位

今夜はひとりかい?(Are You Lonesome Tonight?)1960年 6週間連続1位

サレンダー(Surrender)1960年 2週間連続1位

グッド・ラック・チャーム(Good Luck Charm)1961年 2週間連続1位

サスピシャス・マインド(Suspicious Minds)1969年 1週間1位


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エルヴィスサンド

ウィキペディアより

エルヴィスサンド(英: Elvis sandwich)はピーナッツバターとバナナとベーコンを具材とするホットサンドイッチ。エルヴィス・プレスリーの母親グラディスが作った料理で、名前の由来ともなっている。エルヴィスの好物として知られ、「おふくろの味」でもあった[1]。エルビスサンドとも表記される[1]。

アメリカ合衆国では1970年代に知名度が高まった。

作り方の例

作り方の例を以下に記す。


1.カットしたバナナをフライパンで焼き目を付ける。

2.ベーコンをフライパンで加熱する。

3.バナナとベーコンをピーナッツバターを塗ったパンでサンドする。

4.サンドしたものをフライパンでバターなどを使って揚げ焼きする。

5.場合によってはブルーベリージャムも加えて良い 。

参考 漫画『鍋に弾丸を受けながら』 4/6Rentaで購入 1巻第5話エルビス・サンドイッチ

YouTube

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9/21

That's the Way It Is (Deluxe Edition) 1970 music 156曲 • 8時間54分

好きな曲

1.I Just Can't Help Believin' (Live)

5.Mary In the Morningn 

6.You Don't Have To Say You Love Me 

 YouTube 対訳、  ◎洋楽対訳 ブログ

7.You've Lost That Loving Feeling 

  ふられた気持ち [日本語訳付き]   エルビス・プレスリー YouTube

 気持ちがこもっている、心がこもっている、魂を震わせる。
 全身全霊をつくして歌っている。

20.パッチ・イット・バイビー

 ・(歌詞対訳) Patch It Up - Elvis Presley (1970) YouTube

22.That's All Right すごくいい

24.愛さずにはいられない 

25.ラヴ・ミー・テンダー 

28.君を信じたい 多幸感あふれる歌 

30.スイート・キャロライン これも多幸感あふれる歌 

38.好きにならずにいられない

41.ハウンド・ドッグ  ロックンロール

42.ハートブレイク・ホテル

49.ポーク・サラダ・アニー 

 ・(歌詞対訳) Polk Salad Annie - Elvis Presley (1970) YouTube 

 ※ポーク・サラダ ブログ

 ちなみに"sallet"とは、加熱調理した野菜料理をさす言葉でsaladとは区別されているようです。

107.ブルー・スエード・シューズ ロックンロール

 「ブルー・スエード・シューズ」 (Blue Suede Shoes) は、1956年に発売されたカール・パーキンスのシングル。ロカビリー、ロックンロールのスタンダード曲として、多数のアーティストにカバーされている。
YouTube Elvis Presley / Blue Suede Shoes(Medley)エルヴィス・プレスリー / ブルー・スエード・シューズ(メドレー) 若いプレスリーが見れる!
*Blue Suede Shose ブルー・スエード・シューズ
*Heartbreak Hotel ハートブレイク・ホテル 
*Trouble トラブル


・Johnny B. Goode ロックンロール

・Promised Land ロックンロール

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人気の楽曲より

監獄ロック 



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ポークサラダ

Polk Salad Annie - Elvis Presleyのポークサラダってどんな料理ですか?
ChatGPT:

エルヴィス・プレスリーが歌った 「Polk Salad Annie」 に出てくる ポークサラダ (Polk Salad / Poke Sallet) は、実際には料理の名前です。ただし「ポーク(豚肉)」ではなく、アメリカ南部でよく知られている野草 ポークウィード(pokeweed, 学名 Phytolacca americana の若葉を調理したものです。

ポークサラダとは?

  • 植物の正体
    Pokeweed(ヤマゴボウ科の多年草)の若葉。成熟すると毒が強くなるため、食用にするのは春先の若芽だけです。

  • 調理法(伝統的な南部料理)
    生では毒性があるため、何度も湯でこぼしてアクと毒を抜きます。その後、ベーコンやハム、玉ねぎなどと一緒に炒めて食べるのが典型的です。見た目や食感はホウレンソウや青菜のソテーに近いですが、少し独特の苦味があります。

  • 「Sallet」について
    「Salad(サラダ)」の古い方言的表記で、「葉物野菜の料理」を意味します。生サラダではなく「茹でて調理した青菜料理」を指すことが多いです。

歌に登場する背景

Tony Joe White が1969年に発表した曲をエルヴィスも歌いました。歌詞の中で「Polk Salad Annie(ポークサラダ・アニー)」は、ルイジアナ出身の貧しい田舎娘。家族はワニや飢えと戦いながら暮らし、アニーは野生のポークサラダを採って食べていた――という南部の風俗を歌ったものです。

つまり「ポークサラダ」は アメリカ南部の貧しい農村生活を象徴する料理 で、歌全体がその雰囲気を描いています。


✅ まとめると:
「ポークサラダ」とは豚肉のサラダではなく、毒抜きしたポークウィードの若葉をベーコンなどと炒めた南部の青菜料理 のことです。

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日本で手に入る食材で「ポークサラダ風(Polk Salad Annie風)」を再現できるレシピをご紹介します。
本来のポークウィードは手に入りませんので、ホウレンソウツルムラサキなどを代用すると南部風の雰囲気が出せます。


ポークサラダ風(1人分)

材料

  • ホウレンソウ(またはツルムラサキ) … 150g

  • ベーコン … 2枚(約30g)

  • 玉ねぎ … 1/4個(約50g、薄切り)

  • にんにく … 1かけ(みじん切り)

  • サラダ油 … 小さじ1

  • 塩 … 少々

  • 黒こしょう … 少々

  • (お好みで)タバスコや唐辛子 … 適量


作り方

  1. 下ごしらえ
    ホウレンソウはよく洗い、根元を落として3~4cm幅に切る。ベーコンは細切り、玉ねぎは薄切りにする。

  2. ベーコンを炒める
    フライパンにサラダ油を熱し、ベーコンをカリッとするまで炒める。脂が出てきたら取り出さずそのまま使う。

  3. 香りを出す
    ベーコンの油で玉ねぎとにんにくを炒め、玉ねぎがしんなりするまで加熱する。

  4. 青菜を加える
    ホウレンソウを加え、強火でさっと炒める。全体がしんなりしたら塩・黒こしょうで味を調える。

  5. 仕上げ
    皿に盛り付け、好みでタバスコや唐辛子をかける。パンや白ご飯にも合う。


ポイント

  • アメリカ南部では「野生の青菜を茹でこぼして毒を抜き、ベーコンと炒める」調理法が基本。今回は毒抜き不要のホウレンソウを代用しています。

  • ツルムラサキを使うと、少しぬめりと青臭さがあり、より野草っぽい雰囲気になります。

  • 玉ねぎやベーコンの甘味・旨味が青菜の苦味を引き立て、シンプルですが力強い味になります。




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2025年9月21日日曜日

ロック史解説 みのミュージック

 

ロック史解説vol.1 ブルースからエルヴィス登場まで

YouTube みのミュージック

1.ロックの歴史(序章:ブルース〜R&B〜ロックンロール誕生)

1) 論旨(何を主張しているか)

  • 20世紀の録音技術(テープレコーダー等)の登場で、音楽は「楽譜の再現」から「個々の音色・声の個性」を評価する時代へ移行。

  • ロックの根幹はブルースR&Bにあり、黒人音楽の革新が白人社会に広まり、ロックンロールとして爆発した。

  • 伝統・土着・労働歌+西洋楽器・和声(コード)の接触が新しいポピュラー音楽を生み、やがてエルヴィス・プレスリーが“薄めない黒人音楽リスペクト”でゲームチェンジを起こした。

2) 歴史の流れ(時系列ハイライト)

  1. 録音技術の普及

    • テープレコーダー等により音色・声質が記録・流通可能に。スターの「声」「ギターの音」が価値化。

  2. ブルースの起源(社会背景)

    • 奴隷制期〜解放後:フィールド・ハラー/労働歌、教会音楽(賛美歌・ゴスペル)から派生。

    • 個人的な歌詞(恋・家賃・生活苦)が中心へ。独唱+楽器伴奏(ギター等)で“コード進行”が付与される。

  3. 採集と記録(ローマックス親子)

    • 南部を録音行脚。レッドベリーなどを発掘・記録し、フォーク界にも橋を架ける。

    • 伝説のロバート・ジョンソン探索は叶わずも、代わりにマディ・ウォーターズを記録。

  4. 大移動と都市化 → シカゴ・ブルース

    • 黒人の北部・都市への移住で、南部のサブカルが都市ポップへ。

    • マディ・ウォーターズがシカゴでエレキバンド形態ボトルネック奏法を推進=シカゴ・ブルース成立。

  5. エレキ・ギターの前史

    • チャーリー・クリスチャン(ジャズ):アンプでギターを前面へ。エレキ普及の象徴的存在。

  6. R&Bの誕生と拡散

    • 当初の“Race Music”表記を改めR&Bチャートへ。ラジオ/レコード流通で白人層にも波及。

    • チャック・ベリーボ・ディドリーらが軽快でポップな語法を確立、メインチャートへ進出。

  7. “薄めるカバー”からの転換

    • 白人歌手によるマイルドな黒人曲カバーが流行する一方、

    • エルヴィス・プレスリーが“薄めず”黒人音楽のソウル/グルーヴを体現し、社会現象級の大スターに。

3) 重要キーワード/概念

  • 録音革命:演奏の再現性→音色・声の個性の流通。

  • ブルースの三要素(講義の文脈):個人的歌詞/独唱+伴奏/コード付与。

  • シカゴ・ブルース:エレキ化・バンド編成・都会的サウンド。

  • R&B:呼称の転換(差別的“Race Music”からの脱却)とポップ化。

  • 文化交差点:黒人音楽の革新×白人社会の受容がロックの推進力。

  • リスペクトの度合い:単なる模倣/薄めるカバー vs. 本質を保った再現(エルヴィスの転換点)。

4) 主要人物と役割

  • ローマックス親子(アランほか):南部音楽の採集・録音・可視化。

  • レッドベリー:膨大なレパートリーを持つ“生きる音楽博物館”、フォーク側への橋渡し。

  • ロバート・ジョンソン:デルタ・ブルースの象徴(探索は未達)。

  • マディ・ウォーターズ:エレキ導入・ボトルネック・バンド化→シカゴ・ブルースの核。

  • チャーリー・クリスチャン:ジャズにおけるエレキ・ギターの前面化。

  • チャック・ベリー/ボ・ディドリー:R&Bをポップに押し広げ、メインチャートへ。

  • エルヴィス・プレスリー:黒人音楽の本質を“薄めず”体現し、ロックンロールを社会現象化。

5) 因果関係(まとめ図式)

録音技術の普及
→ 個性(声・音色)の評価 → ブルース(個人的歌詞+コード付与)
→ 採集・記録で可視化 → 都市化・エレキ・バンド化(シカゴ・ブルース)
→ R&Bとして名称・流通整備 → 白人層へ拡散
→ “薄めるカバー”の時代
エルヴィスが本質を保持した体現により爆発的普及
ロックンロールの成立

6) 本編での示唆・学び

  • ロックはマルチカルチャーの産物であり、社会構造(差別/移住/メディア)と技術(録音・電化)の交点で生まれた。

  • “音楽理論×土着的表現”の接触がイノベーションを生む。

  • 文化受容では本質への敬意が広がりの質を決める(エルヴィスのケース)。

7) 次回予告(講義の流れ)

  • エルヴィス後〜英米ロックの拡大、ビートルズ登場までを扱う旨の示唆。

  • プレイリストにはサン・ハウス/ハウリン・ウルフ/T.ボーン・ウォーカー等の名が挙がる予定。


一言要約

録音技術の革新と黒人音楽(ブルース/R&B)の都市化・電化が、エルヴィスの“薄めない”体現を経てロックンロールを誕生させ、ポピュラー音楽の地図を塗り替えた——という序章。


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ロック史解説vol.2 音楽が死んだ日!? ロカビリー全盛そしてフィル・スペクターの登場


2.ロックンロール黄金期の失速〜ビートルズ登場前夜

1) 論旨(主張)

  • エルヴィスを起点にロックンロールは一大ブームとなるが、58〜59年の事件・スキャンダル・制度的圧力で失速。

  • その空白期にソウル、ガールグループ、プロデューサー主導のポップが台頭し、ビートルズ登場の下地が整う。

2) 時系列ハイライト

  1. ロックンロール黄金期(〜1957)

    • 先頭:エルヴィス・プレスリー。

    • 同時代スター:ジェリー・リー・ルイス、カール・パーキンス、バディ・ホリー。

    • 黒人側:チャック・ベリー、ボ・ディドリー、ドゥーワップ系コーラス・グループ。

  2. 失速(1958–1959を中心)

    • リトル・リチャード:飛行機事故の恐怖をきっかけに牧師転向→引退宣言

    • エルヴィス:徴兵で第一線離脱、復帰後は映画比重増。

    • ジェリー・リー・ルイス:13歳妻スキャンダルで人気失墜。

    • バディ・ホリー:飛行機事故死(22歳)。

    • チャック・ベリー:未成年同伴問題で逮捕

    • ペイオラ(賄賂)・スキャンダルでDJアラン・フリード失脚=ロック露出の要が崩れる。

  3. “冬の時代”の音楽地図(1960年前後)

    • ティーン・ポップ/オールディーズ系(ニール・セダカ等)に主流が移動。

    • ガールグループ、ドゥーワップがヒット。

    • ソウル誕生・確立:レイ・チャールズ(ゴスペルの世俗化)、後にアレサ・フランクリンへ。

    • フォーク・リバイバルの芽:ローマックス親子の採集→レッドベリー→白人フォーク陣(ピート・シーガー等)→のちのディランの土壌。

  4. プロデューサー時代の到来

    • フィル・スペクター:「ウォール・オブ・サウンド」で音色/録音方法そのものを“作家性”に

    • 「誰が歌うか」だけでなく「誰が録るか」が価値に。巨大編成・一発録り・女声ボーカル起用でヒット連発。

  5. 英国からの反転力の形成

    • 商業的で“お行儀の良い”ポップが主流化する中、カウンターとしての新風が求められる。

    • その空気の中でビートルズが出現し、次章(ブリティッシュ・インヴェイジョン)へ。

3) キー概念

  • 事件と制度が市場を冷やす:スター離脱+スキャンダル+ペイオラ取り締まり。

  • 主導権の移行:アーティスト中心 → プロデューサー中心(録音美学の台頭)。

  • ジャンルの分岐進化:ロックの一時後退中にソウル/ガールグループ/フォークが前進。

  • 需要の揺り戻し:整いすぎたポップへの反動が新しいロックの衝動を呼び込む。

4) 主要人物と役割

  • エルヴィス・プレスリー:初の超弩級ロックスター(徴兵で離脱)。

  • リトル・リチャード:牧師転向で引退宣言。

  • ジェリー・リー・ルイス:未成年婚スキャンダル。

  • バディ・ホリー:事故死で象徴的喪失。

  • チャック・ベリー:逮捕で活動停滞。

  • アラン・フリード:ペイオラで失脚(ロック普及の要の崩壊)。

  • レイ・チャールズ/アレサ・フランクリン:ソウルの礎。

  • ローマックス親子/レッドベリー:フォーク/ルーツ回帰の回路を形成。

  • フィル・スペクター:ウォール・オブ・サウンドで音作り=作家性を確立。

5) 因果関係(簡易フロー)

スターの離脱・不幸 + スキャンダル + ペイオラ取り締まり
→ ロック露出減・求心力低下
→ ティーンポップ/ガールグループ/ソウル/フォークが台頭
→ プロデューサー美学(録音・音色)が主導
→ “反動待ち”の空気が醸成
ビートルズ登場の下地完成

6) 一言要約

事件と制度がロックンロールの勢いを止め、代わりに“録音美学”とソウル/フォークが伸びる。その空白と反動が、やがてビートルズによる再爆発を呼び込む。


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ロック史解説vol.3 ビートルズの登場とロックの多様化


3.ビートルズ登場〜サイケ/広がるロック(1962–69)

1) 論旨(主張)

  • 英米ポップの勢力図をビートルズの台頭が塗り替え、ブリティッシュ・インヴェイジョンが本格化。

  • 自作自演・高度な和声感・録音実験の革新が、アルバム志向(コンセプト化)サイケデリック期を牽引。

  • 同時期、モータウン/ビーチ・ボーイズ/フォーク運動/ハードロック萌芽/アート志向のオルタナが並走し、60年代末に**ウッドストック(熱狂)→オルタモント(反動)**で一段落。

2) 時系列ハイライト

  1. 英バンドの米進出(1963–64)

    • それまで「英ポップは米国で不発」→ビートルズが突破、続きローリング・ストーンズ/キンクス/フーらが続々上陸=ブリティッシュ・インヴェイジョン

  2. ビートルズの革新(デビュー〜『リボルバー』)

    • 自作自演(ジョン&ポール)で若者の視点を楽曲化。

    • 早期から従来にない和声・コード運用を導入→クラシック界からも評価。

    • 録音・編集・効果音・テープ逆回転等でスタジオを創作道具化(『Revolver』)。

  3. アルバム志向の確立(『Sgt. Pepper’s…』, 1967)

    • コンセプト・アルバムの象徴:曲を“物語/一体”として聴かせる発想を普及。

    • テーマは愛・平和へ傾斜、フラワー・ムーブメントと共振。

  4. 米側の対抗軸・並走潮流(60年代中盤)

    • モータウン(ベリー・ゴーディ):ブラック・ミュージックのポップ化・越境流通(スプリームス、スティーヴィー等)。

    • ビーチ・ボーイズ:サーフ+精緻コーラス→西海岸サウンドの礎、ビートルズと相互刺激。

    • フォーク/ protestボブ・ディランが社会的歌詞で時代を射抜き、ビートルズとも相互影響(歌詞深化⇄電化志向)。

  5. サイケデリック〜ハードロック萌芽(1966–69)

    • LSD文化と対抗文化の広がり、サイケ・ロックが隆盛。

    • ジミ・ヘンドリックス/クリームらが大音量・歪み・ロングソロでハードロック原型を提示。

    • ブルース回帰(フリートウッド・マック初期など)も並行。

    • ヴェルヴェット・アンダーグラウンド:アート/実験志向、後のオルタナ/パンクの源流に。

  6. 60年代の頂点と転機(1969)

    • ウッドストック:愛と平和の到達点。

    • 直後のオルタモント:暴力沙汰で理想主義に陰り→サイケ期の終焉の象徴

3) 何が革新的だったか(要点)

  • 自作自演の標準化(ビートルズ影響で同時代バンドも作曲へシフト)。

  • 録音=作家性の時代(スタジオ実験・プロデューサー/エンジニアの創作参加)。

  • アルバム単位の芸術性(コンセプト化・全体設計)。

  • ジャンル横断の並走:モータウンの越境ヒット、フォークの社会性、サイケの拡張性、ハードロックの音像、オルタナの前史。

4) 主要人物・組織(役割)

  • ビートルズ:自作自演+和声革新+スタジオ実験/『Revolver』『Sgt. Pepper’s』。

  • ローリング・ストーンズ/フー/キンクス:英ロック多様化を牽引。

  • モータウン(ベリー・ゴーディ):ブラック音楽のポップ市場拡張。

  • ビーチ・ボーイズ(ブライアン・ウィルソン):西海岸コーラス美学。

  • ボブ・ディラン:社会的言説をロックに接続、電化でロックの言葉を更新。

  • ジミ・ヘンドリックス/クリーム(クラプトン):大音量・歪み美学→ハードロック原型。

  • ヴェルヴェット・アンダーグラウンド:アート/実験志向の源流。

5) 因果関係(簡易フロー)

英ポップ不振 → ビートルズ突破 → 英勢の米席巻(インヴェイジョン)
→ 自作自演・録音実験の連鎖的普及 → アルバム志向/コンセプト化
→ サイケ拡大+社会運動の接続 → 1969ウッドストックで頂点
オルタモントで理想に陰り → 70年代の新局面へ

6) 一言要約

ビートルズが開いた“作る・録る・まとめる”革新(自作自演/スタジオ実験/アルバム芸術化)が、60年代の多彩なロック潮流を爆発させ、ウッドストックで頂点、オルタモントで転機を迎えた。


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ブリティッシュ・インヴェイジョンとはなにか?

「ブリティッシュ・インヴェイジョン」(British Invasion イギリスの侵入)は、ある一時期に集中してイギリスのアー ティストがアメリカ進出に成功し、全米チャートを 席巻してポピュラー音楽シーンに多大な影響を与え た文化現象を指すアメリカ・ポピュラー音楽史の用 語である。

参考:not+e #23 音楽史⑱ 【1960年代中期】ビートルズがやってきた!ブリティッシュ・インヴェイジョンのインパクト (未読)

ウキペディアを要約

ブリティッシュ・インヴェイジョン 

定義と象徴

  • 定義:1960年代半ば、イギリスのロックやポップ音楽・文化がアメリカを席巻した現象。

  • 代表バンド:ビートルズ、ローリング・ストーンズ、デイヴ・クラーク・ファイヴ、キンクス、アニマルズ、ハーマンズ・ハーミッツ。

  • 文化的背景:アメリカとイギリスでカウンターカルチャーが勃興。


背景

  • 1950年代末:アメリカのロックンロールやブルースがイギリスの若者に人気。

  • スキッフルの流行:DIY的な音楽スタイルが広がる。

  • マージービート:リヴァプールを中心にビートブームが起こる。

  • 若者文化:モッズとロッカーズという若者グループの登場が音楽に影響。


展開

ビートルマニアの誕生

  • 1963年:ビートルズ人気がイギリスからアメリカへ報道され始める。

  • 1963年末:「抱きしめたい」放送が口コミ的に全米に広まり、爆発的ヒット。

  • 1964年2月:エド・サリヴァン・ショー出演で視聴者7,300万人、全米熱狂。

  • Billboard Hot 100で1〜5位を独占するなど、前代未聞の成功。

他のアーティストの台頭

  • ダスティ・スプリングフィールド(ブルー・アイド・ソウル)。

  • ホリーズ、ゾンビーズなどポップロック派。

  • ローリング・ストーンズ、アニマルズなどブルース志向派。

  • 1965年:全米チャートの多くをイギリス勢が独占。


音楽的特徴と影響

  • 初期のアメリカン・ロックンロールを再解釈。

  • ブルースやR&Bを再評価させ、若者に広めた。

  • ローリング・ストーンズ:ビートルズに次ぐ重要バンド。

  • 1967年頃:ロックが世界的ジャンルとして確立し、インヴェイジョンは終焉へ。


アメリカ音楽への影響

  • カウンターカルチャーが主流化。

  • サーフミュージック、ガールグループ、フォークリバイバルの衰退。

  • アメリカのガレージロックバンドが影響を受け、新世代ロックへ。

  • ロックの形態確立:ギターとドラム中心、自作曲を歌うシンガーソングライター型。


音楽以外の文化的影響

映画・テレビ

  • ビートルズ映画『A Hard Day’s Night』。

  • 『メリー・ポピンズ』『マイ・フェア・レディ』『アラビアのロレンス』など英国映画がアカデミー賞を席巻。

  • 007シリーズや英国製スパイ・ドラマが人気。

  • アメリカ番組も音楽主体の新フォーマットに転換。

ファッション

  • ビートルズの揃いのスーツ → アメリカ男性ファッションに刺激。

  • スウィンギング・ロンドンのモッズ風、ミニスカート(マリー・クヮント、ツイッギーなど)が世界的流行。

  • ヒッピーファッションへの変化もアメリカに波及。


まとめ

  • ブリティッシュ・インヴェイジョンは音楽だけでなく映画、ファッション、テレビなど広範囲に影響を及ぼし、

    • アメリカ文化を刷新し

    • ロックを世界的ジャンルへ確立させた。

  • ビートルズを中心とするこの動きは、1960年代の若者文化・反体制文化を象徴する現象となった。


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ロック史解説vol.4 ハードロック、プログレそしてパンクの登場


4.70年代前半〜パンク誕生まで(ビートルズ解散後の地殻変動)

1) 論旨(主張)

  • ビートルズ解散(1970)で60年代の章が閉じ、サイケの余熱からハードロックプログレが二大潮流に発展。

  • 同時並行でルーツ回帰/カントリー・ロック/SSW(シンガーソングライター)、ブラック側ではファンク、ジャズでは電化〜フュージョンが進化。

  • ロックの巨大産業化への反発として、NY発→UKで爆発するパンクが登場し、ロックを“原点回帰/再起動”させた。

2) 時系列ハイライト

  1. 1970前後:転換点

    • ビートルズ解散。サイケの先にハードロック(大音量・歪み・即興)とプログレ(長尺・コンセプト・技巧)が分岐成長。

  2. ハードロックの定着〜重厚化

    • 代表:Led Zeppelin/Deep Purple/Black Sabbath(英“御三家”)。米ではGrand Funk Railroad/Aerosmithら。

    • のちのメタル/グランジ/ストーナー等へ連なる原型を形成(特にSabbath)。

  3. プログレの勃興(チャートでも主流)

    • 代表:Pink Floyd/Yes/King Crimson/Genesis

    • シンセ普及、LP片面曲など“アルバム芸術”を極大化。

  4. ルーツ回帰とカントリー・ロック

    • Stonesのブルース回帰、『The Band』、CCRClaptonの土臭い路線。

    • Byrdsに加入したGram Parsonsカントリー・ロックを推進。

  5. SSW(シンガーソングライター)/“ソフトロック”系(英語圏用法)

    • Carole King/James Taylor/Elton John/Cat Stevensらが自作自演で大衆化。

  6. ブラックミュージック:ソウル→ファンク→アルバム志向

    • James Brownが全パートをリズム化=ファンク誕生。

    • Sly & The Family Stoneがロックと交差。

    • Marvin Gayeがセルフプロデュースと社会派コンセプト・アルバムで“アルバム主義”を黒人音楽へ導入。

  7. ジャズの電化とフュージョン前夜

    • Miles Davisが電化(『In A Silent Way』『Bitches Brew』)→フュージョンの母体に(キース・ジャレット、ジョン・マクラフリン、ビリー・コブハム等が派生系を確立)。

  8. グラム・ロック(英)

    • 派手な装いとポップ/ハードの折衷:T. Rex(マーク・ボラン)/David Bowie、周辺にRoxy Music/Mott the Hoople/Lou Reed

  9. 反動の胎動〜プロト・パンク

    • 産業化・巨大化するロックへの違和感。Stooges/MC5らが粗剛で攻撃的なロックを提示。

  10. パンクの成立(〜1977)

  • **NY(CBGB)**発:Ramones/Television/Patti Smith/Talking Heads/Blondieなど(“カバー禁止”のオリジナル志向)。

  • 影響が英へ飛び火。Sex Pistols(マルコム・マクラーレン仕掛け)やThe Clash/The Damned/Buzzcocksが社会・体制を正面から挑発。

  • 過激なメッセージと簡潔なサウンドで“ロックの再起動”を果たすが、オリジナルのパンク期自体は短命。

3) トピック別キーポイント

  • ハードロック:大音量/歪み/長尺ソロ。メタル系の源流。

  • プログレ:長尺・変拍子・物語性・シンセ。アルバム芸術の極北。

  • ルーツ回帰:ブルース/カントリーへ戻る“土臭さ”の復権。

  • SSW:個の表現が大衆に浸透。

  • ファンク:リズムの再定義が後のヒップホップの礎に。

  • 電化ジャズ:ロックと相互浸透→フュージョン誕生。

  • グラム:視覚戦略+ポップ感。

  • パンク:商業化へのアンチテーゼ/簡素・即効・直接的。

4) 主要人物(役割)

  • Zeppelin/Purple/Sabbath:ハードロック様式化・重金属の胎動。

  • Pink Floyd/Yes/Crimson/Genesis:プログレ拡張。

  • The Band/CCR/Clapton/Gram Parsons:ルーツ/カントリー・ロック。

  • Carole King/James Taylor/Elton John/Cat Stevens:SSW隆盛。

  • James Brown/Sly/Marvin Gaye:ファンク・アルバム主義・社会性。

  • Miles Davis:電化〜フュージョンの起点。

  • T. Rex/David Bowie:グラム旗手。

  • Stooges/MC5 → Ramones/Pistols/Clash:プロト〜パンク確立。

5) 因果関係(簡易フロー)

サイケの余熱
→(拡大)ハードプログレが主流化/ロックの産業化
→(反動)ルーツ回帰・SSW/粗剛なプロト・パンク
→(臨界)NYのDIYムーブ → UKでパンク爆発
→ ロックを簡潔・直接・反権威へリセット

6) 一言要約

70年代前半は“肥大化と精緻化”(ハード/プログレ)と“素朴への回帰”(ルーツ/SSW)が綱引き。ブラックはファンクで再定義、ジャズは電化。やがて産業化への反発がNY→UKのパンク爆発に結実し、ロックは再び尖った牙を取り戻した。



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ロック史解説vol.5 パンクが落ち着きロックは死んだのか?


5.ポスト・パンク/ニューウェーブ〜80年代前半(ロックは「死んだ」のか?)

1) 論旨(主張)

  • パンクの“破壊”後、ロックは終わらずに再編:

    • ポスト・パンク(実験・反復・暗色の知性)

    • ニューウェーブ(シンセ/ポップ感/多文化吸収)

  • 同時期にメタルの大衆化MTV登場による映像主導ハードコア/インダストリアルの地下深化が進行。

  • 80年代後半〜90年代のオルタナ/ミクスチャーへの土台が形成された。

2) 時系列ハイライト

  1. 1978前後:パンク沈静化→再編

    • ポスト・パンク:Public Image Ltd, Gang of Four, Wire, The Fall, 初期U2 など。

    • ニューウェーブ:The Cars, The Police(レゲエ導入), Blondie, XTC, Elvis Costello, Depeche Mode, The Smiths, The B-52’s ほか。

  2. 源流/技術的転回

    • クラウトロック(Kraftwerk, Can, Tangerine Dream)→電子音楽の骨格。

    • デヴィッド・ボウイのベルリン期(イーノ/フリップら)→実験性がNWへ波及。

    • シンセの低価格化で電子サウンドが急拡大。

  3. 派生と極端化(アート寄りの地下)

    • No Wave(NY:Lydia Lunchら/コンピ『No New York』)。

    • Industrial(Throbbing Gristle, Ministry)→後年NINへ連結。

  4. メインストリームの転換(1981〜)

    • MTV登場で“映像=ヒットの鍵”。

    • ニューロマンティック(Duran Duran, Culture Club, Japan 等)が映像戦略で台頭。

    • **マイケル・ジャクソン『Thriller』**がMV時代を決定づける。

  5. 米国での力学:パンク不発→メタル躍進

    • Van Halenの衝撃(タッピング)→LAメタル隆盛。

    • 英では NWOBHM(Iron Maiden, Saxon, Def Leppard)=パンクの疾走感を取り込んだ新世代メタル。

    • 世界規模で AC/DC, Scorpions なども大ヒット。

  6. 地下の継続と過激化(80s前半〜中盤)

    • USハードコア:Black Flag, Minor Threat(ストレート・エッジ), Bad Brains, Misfits, 初期Beastie Boys など。

    • スラッシュ/エクストリーム・メタル胎動:Metallica, Megadeth, Slayer, Anthrax(湾岸〜SF圏)。

3) キー概念

  • “死”ではなく分岐:破壊(パンク)→再構築(PoP/NW)。

  • 電子化と可視化:シンセ低価格化+MTVで音色と映像が主導権を獲得。

  • 二極化:地上(NW/ポップ/メタル大衆化)と地下(HC/Industrial/No Wave)が並走。

  • 越境:レゲエ/ファンク/ワールド要素の積極吸収。

4) 代表アクト(役割)

  • ポスト・パンク:PIL/Gang of Four/Wire/The Fall/初期U2。

  • ニューウェーブ:The Cars/The Police/Blondie/XTC/Elvis Costello/Depeche Mode/The Smiths/The B-52’s。

  • 電子の源流:Kraftwerk/Can/Tangerine Dream/(橋渡し)Bowie+Eno。

  • MTV/ニューロマンティック:Duran Duran/Culture Club/Japan/(頂点)Michael Jackson。

  • メタル:Van Halen/LAメタル勢、NWOBHM(Iron Maiden, Saxon, Def Leppard)/AC/DC/Scorpions。

  • ハードコア/極端化:Black Flag/Minor Threat/Bad Brains/Misfits/Metallica ほか。

5) 因果関係(簡易フロー)

パンクの破壊 → PoP/NWで再構築(電子化・多文化化)
+(並走)HC/No Wave/Industrialの地下深化
+(米主流)メタル大衆化(Van Halen→LA、英NWOBHM)
MTV時代で映像がヒットを牽引
→ 80s後半〜90s オルタナ/ミクスチャーの地盤に

6) 一言要約

“ロックは死んだ”のではなく、電子化と映像化で姿を変え、上はニューウェーブ/メタル、下はハードコア/インダストリアルへと枝分かれし、次のオルタナ時代への土台を築いた。


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ロック史解説最終回 オルタナの興隆からニルヴァーナの登場


6.最終回:オルタナ勃興〜グランジ、英ブリットポップへ

1) 論旨(この回の主張)

  • 80年代末、インディー/カレッジ・ラジオ発の潮流が成熟し、90年代初頭にオルタナが商業主流を奪取。

  • その核としてニルヴァーナが価値観を転倒(“MTV的・派手なメタル/ポップ”→“倦怠と怒りの等身大”)。

  • 米国はグランジ中心に内省化、英国はマンチェスター〜ブリットポップで享楽的・土着志向に展開。

  • 大ヒットとカウンターの緊張は**コバーンの苦悩/死(1994)**を象徴に、オルタナの熱狂は短期でピークアウト。

2) 時系列ハイライト

  1. 80年代中盤〜後半(地下整備)

    • USインディー基盤:カレッジラジオ/DIYレーベルが台頭。

    • 代表格:R.E.M.、Pixies、Dinosaur Jr.、(スティーヴ・アルビニ周辺)Big Black など。

    • Lollapalooza創設(Jane’s Addiction発)→オルタナ興行の成立。

  2. 周辺分岐の拡張

    • ミクスチャー:RHCP、Faith No More、Rage Against The Machine。

    • インダストリアル:Nine Inch Nails。

    • シューゲイザー:My Bloody Valentine。

    • サンプリング世代のロック(ヒップホップ以降の質感)。

  3. 1991–94(転覆と矛盾)

    • Nirvana「Smells Like Teen Spirit」全米制覇→価値観の反転(ヘアメタル失速)。

    • 同時代:Pearl Jam、Soundgarden、Alice In Chains、Stone Temple Pilots、Smashing Pumpkins ほか。

    • MTVが“オルタナ”を大量回転→反・商業のはずが商業化の中心へ。

    • コバーンの葛藤/94年死去→グランジ急速沈静。

  4. 90年代前半・英国(別線形)

    • Madchester/レイヴ:Happy Mondays、The Stone Roses(ダンサブルで享楽的)。

    • Britpop:Oasis、Blur、Pulp、The Verve、Kula Shaker…(英文化志向/米迎合を拒否)。

    • 互いの“場外戦”(Oasis vs Blur)で話題化、米本土では限定的浸透。

  5. 補遺(単線史観の否定)

    • メタルも細分化・適応(Metallica『ブラック・アルバム』等)。

    • “オルタナが正義/他は退潮”という単純図式は不適切。

3) キー概念・因果

  • 地下の制度化(インディー配給+カレッジラジオ)→新しい主流の母体に。

  • MTV依存の可視化が、カウンターの商業化という逆説を加速。

  • 世代気分の反転(景気後退下のX世代)→グランジの歌詞/音色に共鳴。

  • 英米分岐:米=内省と重心低音/英=祝祭感と土着メロディ。

4) 代表アクト早見

  • USインディー/オルタナ:R.E.M./Pixies/Dinosaur Jr./Jane’s Addiction/Smashing Pumpkins。

  • グランジ:Nirvana/Pearl Jam/Soundgarden/Alice In Chains/STP。

  • 拡張線:RHCP/Faith No More/RATM/NIN/MBV。

  • UK:Happy Mondays/The Stone Roses →(継承)Oasis/Blur/Pulp/The Verve。

5) まとめ(一言)

“オルタナ”はジャンル名よりも〈位置〉=主流への代替選択肢**。**
その下地(インディー基盤)が90年代初頭に炸裂し、ニルヴァーナが価値観を刷新。米はグランジ、英はブリットポップへと枝分かれし、ロックは“終わり”ではなく再配置された。


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