2025年8月2日土曜日

YouTube:ECM入門

 【ECM入門】「静寂の次に美しい音」を追求した唯一無二のレーベルの真髄


1.Free at Last 
 Mal Waldron マル・ウォルドロン  musicなし

youtube  Mal Waldron - Free At Last (Extended Edition)

1. Rat Now 00:01 2. Balladina 10:19 3. 1-3-234 15:23 4. Rock My Soul 19:27 5. Willow Weep For Me 30:49 6. Boo 38:22 7. 1-3-234 (Var.) 41:48 8. Balladina (Var.) 47:13 9. Boo (Var.) 56:20 10. Willow Weep For Me (Long Version) 59:53 Bass – Isla Eckinger Drums – Clarence Becton Piano – Mal Waldron Recorded on November 24, 1969 at the Tonstudio Bauer, Ludwigsburg ECM1970
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曲目リスト
1 Rat Now
2 Balladina
3 1-3-234
4 Rock My Soul
5 Willow Weep For Me
6 Boo

K’s Jazz Days ジャズを中心とした音楽と本の備忘録 より

・(ECM1001) Mal Waldron: Free At Last (1969) 音の美しさと作り上げられた「奇妙な音世界」の微妙なアンバランスが愉しい



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2.Pall Bley with Gray Peacock music
Gary Peacock Paul Bley 

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マンフレート・アイヒャー



静謐で私的なサウンドを求める

1.Afternoon of a Georgia Faun   music  
 マリオ・ブラウン
1970年マンフレート・アイヒャー初プロデュース作品
Faunはローマ神話にでてくる「森の神」

2.Piano Improvisation Vol.1 チック・コリア 1971年 music 

3.Piano Improvisation Vol.2 チック・コリア 1971年 music

4.Facing You キース・ジャレット 1972年 music 完全即興音楽

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ECM黄金期の超名盤6枚


1.Return To Foever  チック・コリア
 
 次作はポリドール・レコードから販売「Light As a Feathet」 music


2.Crystal Silence チック・コリア ゲイリー・バートン 1973 ヴィブラフォン


3.The Köln Concert キース・ジャレット 1975 music

4.Bright Size Life パット・メセニー 1976 ギタリスト music

 ベース:ジャコ・パトリシアス

  参考:ジャコ・パトリシアスの肖像 music



5.Dança das Cabeças 「輝く水」 エグベルト・ジスモンチ 1976 music

6.Dis ヤン・ガルバルク Jan Garbarek 1977 music

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「輝く水」 エグベルト・ジスモンチ 解説をお願いします。

こちらは、アルバム『輝く水』(原題:Dança das Cabeças)と、「輝く水」(Águas Luminosas)という楽曲が含まれるECMデビュー作についての解説です。以下にわかりやすくご紹介します。

アルバム『輝く水』とは?

『輝く水』は、1976年にリリースされたエグベルト・ジスモンチ(Egberto Gismonti)のECMレーベルにおける初の録音作品で、日本では「輝く水」として知られています 


この作品は、ギター、ピアノ、木製フルート、そしてヴォイスを使ったジスモンチの多彩な演奏がナナ・ヴァスコンセロスの独創的なパーカッションと融合し、幻想的で色彩豊かな音の風景を描いています 

音楽の特徴と魅力
アマゾンの自然と音の再現

CDやLPの冒頭では、ナナ・ヴァスコンセロスがまるでアマゾンの密林に棲む生き物のようにパーカッションで“自然の声”を再現。

鈴やパーカッションのサウンドに導かれて、ジスモンチの笛や歌声、そして多弦ギターが徐々に「音楽」へと変化していきます。非常に野性的でプリミティブな音響的導入とも言えるでしょう 


多彩な楽器表現

ジスモンチはピアノも自在に操り、“自然体”な演奏スタイルが印象的です。まるで彼自身が楽器と一体化しているかのような自然な佇まいが魅力です 
Jazz Tokyo

ギターもフルートも、リリシズムと躍動感を併せ持ち、「音の叙景詩」と称されることもあります 
銀座・王子ホール

ブラジルらしさとヨーロッパへの憧憬

冒頭のアマゾン風景に続き、フランスで受けた印象派音楽の影響を感じるピアノ旋律や、ラテンリズムの融合が見られます 
Jazz Tokyo

ジスモンチの演奏スタイルは、南米のフォルクローレやブラジル音楽とヨーロッパ先端の音楽文化が混在し、境界を超えた独自の世界観を築いています 
Jazz Tokyo
+6
Jazz Tokyo
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銀座・王子ホール
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メディアや評論での評価

本作はECM創設者マンフレート・アイヒャーとの契約のもと、ナナ・ヴァスコンセロスとの共演で、ノルウェー(オスロ)のタレント・スタジオで録音されました。まさにグローバルな環境が生んだ作品です 
楽天市場
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Jazz Tokyo
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Jazz Tokyo
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本作収録の「輝く水」が高く評価されたことで、ジスモンチとヴァスコンセロスの名は世界に広まり、ジャズやクラシック、ポップスの分野でも高い評価を得るようになります 
YouTube
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Jazz Tokyo
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Jazz Tokyo
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王子ホールの解説では、ウッド・フルート、ギター、ピアノ、パーカッションがひとつに響き合う、圧倒的な音の叙景が「大傑作」と称されています 
銀座・王子ホール

「輝く水」楽曲のアレンジにも注目

現代のアレンジにおいては、「輝く水」は“カレイドスコープ”のようなアレンジ手法もリサーチされています。「コラージュ」のように別ジャンルやフーガ(対位法的技法)を組み合わせた構成が分析されています 
revistas.udesc.br
researchgate.net

例えば、ブラジル伝統の“ショーロ”とフーガを融合し、横方向(新セクションの挿入)と垂直方向(ポリリズム)での音楽的“重なり”を通じ、ポストモダン的な構造が読み取られるという研究もあります 
revistas.udesc.br
researchgate.net

まとめ:『輝く水』の魅力とは?
特徴 内容
自然との共鳴 アマゾンの声を再現するパーカッションとフルートが自然と音楽の橋渡しに
楽器と身体の一体感 ギター・ピアノともに楽器を自身の延長とするような自然な演奏スタイル
多文化混交の音楽性 ブラジル伝統、印象派、ラテンリズム、アヴァンギャルドが融合した独自の表現
世界的評価と影響力 ECMからのデビューにより、ジャンル問わず高い評価と注目を獲得
革新的な構造 複数ジャンルや技法を重ねる“コラージュ”的アレンジが現代にも影響

もしご希望があれば、収録曲ごとの詳しい解説や楽曲の引用、演奏スタイルの分析、さらにはCDや演奏映像のおすすめもご案内できますので、ぜひお気軽にお知らせください!

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6.Dis ヤン・ガルバルク Jan Garbarek 1977

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