Amazon Musicで聴く「テルミン名盤10選」
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はい。今回は「テルミンが重要な役割を持つ作品」で、Amazon Music日本版のページを実際に確認できたものを中心に選びます。単にタイトルに “Theremin” と付いているだけの正体不明の音源は外します。
Amazon Musicで聴く「テルミン名盤10選」
Clara Rockmore(クララ・ロックモア)& Nadia Reisenberg(ナディア・ライゼンバーグ)
『The Art of the Theremin』
★★★★★ 最初の1枚
1987年版は12曲49分。ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、サン=サーンス「白鳥」、ストラヴィンスキー「火の鳥」などをテルミン+ピアノで演奏しています。(Amazon Music)
これは「テルミンとは何か」を知るための基準盤です。
電子音なのに、ヴァイオリン、人間の声、チェロのように「歌う」。特に「Vocalise」は必聴です。
方向性:クラシック/旋律/歴史的名演
Lydia Kavina(リディア・カヴィナ)& Sviatoslav Belonogov
『Waves and Strings – Theremin 100 Project』
★★★★★ 現代テルミンの重要盤
2020年、12曲・約66分。16分半の「Duo (and Coda)」や約10分の「Last Dawn」など、ロックモアとはかなり違ったテルミン世界に入れます。(Amazon Music)
リディア・カヴィナは、テルミンを発明したレフ・テルミン(Leon Theremin)本人から演奏を学んだ奏者として重要です。
①ロックモア → ②カヴィナ、と聴くだけでも、テルミン史の流れがかなり見えてきます。
方向性:現代音楽/実験音楽/室内楽
Pamelia Kurstin(パメリア・カースティン)
『Thinking Out Loud』
Amazon MusicのPamelia Kurstinページ
★★★★★ 特におすすめ
2007年のアルバム。Amazon Music日本版で現在掲載を確認できます。(Amazon Music)
ここからテルミンのイメージが大きく変わります。
「高い声みたいな音を出す電子楽器」というだけではなく、ベース、電子音響、即興楽器としてテルミンを扱えることが分かります。
方向性:実験音楽/即興/電子音楽
Patrick Pulsinger / Pamelia Kurstin / Hilary Jeffery / Rozemarie Heggen
『Besides Feldman』
★★★★★ ドローン好きなら重要
2011年、7曲・51分。「Timeless Floating Music」「Metaphysical Space」「Repeat Same Chord in Different Ways」といった長めの作品が並びます。(Amazon Music)
これは今回かなりおすすめです。
テルミンを「メロディを弾く楽器」ではなく、空間の中に持続する音を置く楽器として聴けます。
いま聴かれているドローン/ミニマル方面とも非常に相性がいい作品です。
方向性:ドローン ★★★★★/ミニマル/即興/現代音楽
Pamelia Kurstin
『Ouch Evil Slow Hop』
Amazon MusicのPamelia Kurstinページ
2011年作品としてAmazon Music日本版に掲載されています。(Amazon Music)
クララ・ロックモアの「美しく歌うテルミン」とはまったく違う方向。
テルミンを音響発生装置のように扱う面白さがあります。
方向性:実験音楽/即興/電子音響
Pamelia Kurstin
『Tunisia (Remastered 2023)』
Amazon MusicのPamelia Kurstinページ
こちらもAmazon Music日本版で確認できます。オリジナルは2008年、現在は2023年リマスター版が掲載されています。(Amazon Music)
パメリア・カースティンを追いかけるなら、『Thinking Out Loud』と合わせて聴きたい作品です。
方向性:実験/ジャズ的即興/現代テルミン
Dorit Chrysler(ドリット・クライスラー)
『Avalanche』
2012年、5曲18分のEP。(Amazon Music)
ドリット・クライスラーはNew York Theremin Society共同創設者で、テルミンを現代の電子音楽/アートへ接続している重要人物です。(Amazon Music)
クラシックから離れて、「テルミン+現代電子音楽」に行きたい場合に面白いです。
方向性:電子音楽/実験音楽/アート
528Hz Ensemble
『On Air』
2020年作品。テルミン奏者**Thorwald Jørgensen(トルヴァルト・ヨルゲンセン)**が参加しています。Amazon Musicでは「Russian Bell」などでテルミン奏者のOlesya RostovskayaとJørgensenの参加も確認できます。(Amazon Music)
テルミン単独を聴くというより、
「テルミンを現代室内楽の中に置くとどうなるのか」
という聴き方がおすすめです。
方向性:現代音楽/室内楽/実験
Mark N. Grant
『Inching Through the Sunsplendid Dust』
こちらはLydia Kavina参加作品。
Amazon Musicでは「The Book of Illuminations」や「Bird of Paradise」「Alba: The Lover's Departure at Dawn」「Auto da fé」などへのカヴィナの参加が確認できます。(Amazon Music)
テルミン専門アルバムというより、現代作曲作品の中でテルミンがどう使われるかを知るための一枚として選びました。
方向性:現代音楽/声楽/室内楽
Thorwald Jørgensen(トルヴァルト・ヨルゲンセン)& Peter Elbertse
『Dance Of The Almeh』
これはアルバムというより2021年の3分36秒のシングルです。(Amazon Music)
10番目だけ例外として入れました。
理由は、現代を代表するテルミン奏者の一人であるヨルゲンセンを、Amazon Musicで実際に聴ける入口として便利だからです。
方向性:旋律的テルミン/クラシカル
🎧 この順番で聴くのがおすすめ
全部を順番に聴く必要はありません。まず、
① The Art of the Theremin
↓
「テルミンって、こんなに歌えるのか」
② Waves and Strings
↓
「現代音楽にもなる」
③ Thinking Out Loud
↓
「テルミンって、こんな使い方もできるのか」
④ Besides Feldman
↓
「これはもうドローン/音響空間では?」
という4枚を聴くと、かなり面白いと思います。
特に今の流れなら、④『Besides Feldman』は重要です。テルミンとドローンの境界を考える材料になります。(Amazon Music)
そして歴史的重要性なら、やはり①クララ・ロックモア → ②リディア・カヴィナが軸です。
次はこの10選から、「ドローンとはなにか?」の本に入れるならどのテルミン作品を1枚選ぶかまで絞ると面白いです。私は候補を 『Besides Feldman』と『Waves and Strings』の2枚に絞ります。
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