Hiroshi Yoshimura - Four Post Cards
Description
Meditations大ベストセラー! 全世界から注目集まる日本の才能。神奈川県立現代美術館委嘱作品。主に環境音楽デザインや現代美術の分野で多大な功績を遺した作曲家、吉村弘。2003年、彼のラスト・アルバムとなった本作は、葉山と鎌倉にある神奈川県立現代美術館のために作られた音楽集です。葉山、鎌倉それぞれの「開館」「「閉館」のための4曲に、波や人の声などを織り交ぜた「スペシャル・ヴァージョン」2曲を収録。その音色はさり気なくアート・スペースに溶け込んでいきます。海を見渡す丘を吹く風。ゆっくりと夕陽に染まってゆく時。やさしく穏やかなアンビエント・サウンドが、美術館から見える様々な情景を描いています。 サイト
ご紹介いただいた動画は、日本の環境音楽・アンビエントミュージックの先駆者である吉村弘(よしむら ひろし)氏が1986年に発表した名盤アルバム『FOUR POST CARDS(フォー・ポスト・カード)』です。
このアルバムの背景や魅力について解説します。
1. アルバムのコンセプト
この作品は、鎌倉市大浦崎に建てられた「神奈川県立近代美術館 葉山館」(当時は休館中だった施設や、その周辺の葉山の景観)の環境音楽(BGM)として、またはそこから着想を得て制作されたと言われています。
ジャケットの波打ち際の写真や、サウンドからも連想されるように、「海」「風」「波」「光」といった、湘南・葉山の穏やかな自然の空気感がそのまま音楽に落とし込まれています。
2. サウンドの特徴
吉村弘氏の作品全体に共通することですが、主張しすぎないミニマルなメロディと、空間に溶け込むような透明感のあるシンセサイザーの音が特徴です。
空間との調和: 音楽を「聴く」というよりは、その場の「空気」や「光」の一部として機能するように設計されています。
微細な変化: ぽつりぽつりと置かれる電子音が、まるで水面に広がる波紋や、きらめく光の粒子のように優しく響きます。
3. 世界的な再評価
近年、1980年代の日本の環境音楽(ジャパニーズ・アンビエント / ニューエイジ)は、インターネットや海外のレコードコレクターを中心に世界中で爆発的な再評価を受けています。吉村弘氏の『GREEN』やこの『FOUR POST CARDS』は、そのムーブメントの頂点に位置する傑作として、国内外で非常に高く評価されています。
作業用のBGMとして、またはリラックスしたい時や就寝前のひとときに、空間を穏やかに満たしてくれる素晴らしいアルバムです。
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