Here Come The Warm Jets
ブライアン・イーノ
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GP、このアルバムは「アンビエントの父」になる前のブライアン・イーノが、まだロックスターだった時代の作品です。
Roxy Musicのライブ音源集『Live at the BBC and Beyond 1972-73』のアルバムジャケットです。
YouTube Roxy Music - Peel Sessions broadcast on BBC 1 in '72 and '73, with Eno - Bootleg, Unofficial Release
基本情報
『Here Come The Warm Jets』
1974年発表
ブライアン・イーノの初ソロアルバム
ロキシー・ミュージック脱退直後の作品
グラムロック、アートロック、実験音楽、ポップスが融合した傑作 (ウィキペディア)
後年のアンビエント作品
Ambient 1: Music for Airports
Apollo: Atmospheres and Soundtracks
を知っていると驚きます。
なぜならこのアルバム、
めちゃくちゃロックだからです。
GP式に一言でいうと
「未来人が作ったグラムロック」
ロキシー・ミュージックの華やかさ
+
キング・クリムゾンの実験精神
+
ポップミュージックへの愛情
を混ぜた感じです。 (ウィキペディア)
特徴①
歌よりも「音の質感」が主役
イーノは自分を「非ミュージシャン」と呼んでいました。
彼の関心は
どんなコードか
どんな演奏技術か
よりも
音の色
空気感
録音方法
でした。 (Pitchfork)
そのため曲を聴いていると
「ギターの音が変だな」
「ボーカルの位置がおかしいな」
「空間が歪んでいるな」
と感じます。
これが後のアンビエントへ繋がります。
特徴②
豪華すぎる参加メンバー
特に重要なのが
Robert Fripp
Phil Manzanera
John Wetton
です。 (ウィキペディア)
特にフリップのギターは凄まじいです。
全10曲簡易解説
1. Needles in the Camel's Eye
開幕から全力疾走。
パンク登場の数年前なのに、
既にパンクみたいな勢いがあります。 (Apple Music - Web Player)
2. The Paw Paw Negro Blowtorch
意味不明なタイトル。
カリブ海っぽさやジャズっぽさもある不思議な曲。
イーノらしいシュールな世界。
3. Baby's On Fire
アルバム最大の名曲。
後半の
ロバート・フリップの狂気のギターソロ
が伝説です。 (ウィキペディア)
GP向けに例えるなら
玉ねぎ塩麹で作った優しいスープに、
突然ベレベレを大さじ3杯投入した感じ
です。
4. Cindy Tells Me
意外なほどポップ。
ビートルズ的な親しみやすさがあります。
5. Driving Me Backwards
かなり暗い。
後のアンビエントの原型。
音の霧の中を歩く感じ。
6. On Some Faraway Beach
個人的にアルバム屈指の名曲。
静かな海辺を眺めているような曲。
後年のイーノを予告しています。
あなたが好きな
ECM
ララージ
アンビエント
にかなり近い感覚があります。
7. Blank Frank
変態的なロック。
ユーモアと狂気が同居。
8. Dead Finks Don't Talk
ロキシー時代への皮肉とも言われる曲。
グラムロック感が強い。
9. Some of Them Are Old
幻想的。
音の重なり方が美しい。
10. Here Come The Warm Jets
ラスト曲。
タイトル曲なのに派手ではなく、
夢の中で終わるような余韻があります。
次作『Taking Tiger Mountain』へ自然に繋がります。
GP式味覚ペアリング
このアルバムは
「香味」のアルバム
です。
味覚六角形でいうと
甘味 ★★
塩味 ★★
酸味 ★★
旨味 ★★★
苦味 ★★★
香味 ★★★★★
という感じ。
あなたなら
第一候補
ザアタル+オリーブオイルのサラダ
砂漠のような土っぽい香りと
イーノの人工的な音響空間が合います。
第二候補
アップルミントティー
最近やっていた
アップルミント
レモン一滴
紅茶少量
の組み合わせ。
特に
On Some Faraway Beach
にぴったり。
第三候補
薄く伸ばしたお吸い物
あなたがよく言う
出汁で伸ばしたアンビエント料理
そのものです。
GPへのおすすめ順
もし初めて聴くなら
Baby's On Fire
On Some Faraway Beach
Needles in the Camel's Eye
Here Come The Warm Jets
Driving Me Backwards
の順がおすすめです。
そして次は間違いなく
Taking Tiger Mountain (By Strategy)
です。
前回お話したように、『Here Come The Warm Jets』が「未来人のロック」なら、
『Taking Tiger Mountain』はさらに一歩進んで、
「ポップソングを使った実験室」
になっています。 (ウィキペディア)
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