2025年2月6日木曜日

エリック・サティ

エリック・サティ


エリック・アルフレッド・レスリ・サティ(仏: Éric Alfred Leslie Satie、1866年5月17日 - 1925年7月1日)は、フランスの作曲家。オンフルール生まれ、オンフルールおよびパリ育ち。

「音楽界の異端児」「音楽界の変わり者」の異名で知られる。ドビュッシーやラヴェルに影響を与えた。


生涯

サティの生家。(オンフルール)
1866年5月17日、海運業を営むアルフレッド・サティ (Alfred Satie)、とその妻のジェーン(Jane Satie、英語発音音写ではジェイン)との子(長男)としてフランス第二帝政時のオンフルールに生まれる。

1870年、父は海運業を辞め、一家はパリに移住する。幼少期からエリックの家族はオンフルールとパリとの間を往き来していた。1872年、母が亡くなり、エリックはオンフルールにある生家で暮らす父方の祖父母に預けられた。それまでイギリス国教会の信者として育てられてきたエリックは、この時カトリックに改宗している。

パリ音楽院在学中、指導教授から才能が無いと否定され、1885年に2年半あまりで除籍になった。その間、1884年に処女作のピアノ小品『アレグロ(フランス語版)』を作曲した。そのほか、『オジーヴ(英語版)』、『ジムノペディ』、『グノシエンヌ』などを発表。

1887年からモンマルトルに居住し、1890年からコルト通り (Rue Cortot) 6番地に居住。モンマルトルのカフェ・コンセール『黒猫』に集う芸術家の1人となり、プーランク、ドビュッシー、さらにコクトーやピカソらと交流(のちにカフェ・コンセール『オーベルジュ・デュ・クル』に移る)。バレエ・リュスのために『パラード』を作曲。またカフェ・コンセールのためのいくつかの声楽曲を書く。よく知られる『ジュ・トゥ・ヴー』はこの時の作品。薔薇十字団と関係し、いくつかの小品を書く。同一音形を繰り返す手法を用いた『ヴェクサシオン』『家具の音楽』なども書いた。

なお『家具の音楽』というのは彼が自分の作品全体の傾向を称してもそう呼んだとされ、主として酒場で演奏活動をしていた彼にとって、客の邪魔にならない演奏・家具のように存在している音楽というのは重要な要素だった。そのことから彼は現在のイージーリスニングのルーツのような存在であるともいえる。また『官僚的なソナチネ』『犬のためのぶよぶよとした前奏曲』『冷たい小品(英語版)』『梨の形をした3つの小品』『胎児の干物』『裸の子供たち』のように、作品に奇妙な題名をつけたことでも知られる。

1893年以降、画家シュザンヌ・ヴァラドンと近しくなる。

1898年からパリの3キロメートルほど南部近郊アルクイユに居住。フランス社会党及びフランス共産党にも党籍を置いていた(当初は社会党に入党していたが、共産党結党と同時に移籍)。

1919年になるとダダイズムのトリスタン・ツァラ等と知り合い、フランシス・ピカビア、アンドレ・ドラン、マルセル・デュシャン、マン・レイなどを紹介された。最初の出会い時にツァラからレディ・メイドを贈られた。ツァラとアンドレ・ブルトンとの紛争にもツァラ側に立って仲を取り持った。

アルコール乱用のために肝硬変を患っていたサティは、1925年7月1日、パリ14区の聖ジョゼフ病院(フランス語版)で亡くなった。59歳没。

1866年5月17日 - フランス第二帝政時代にノルマンディーはカルヴァドス地方の港町オンフルールで生まれる。聖公会で洗礼を受ける。
1870年 - 父アルフレッド・サティ (Alfred Satie) が海運業を辞め、一家はパリに移住する。
1872年 - スコットランド出身の母ジェーン(Jane Satie、英語発音音写ではジェイン)が死去。オンフルールに住む父方の祖父母に預けられ、カトリックとして再度洗礼を受ける。教会のパイプオルガンに魅せられて入り浸る。
1874年 - 祖父ジュール・サティがエリックにヴィーノのもとで音楽を学ばせる。
1878年 - 祖母ユラーリがオンフルールの浜辺で溺死体で発見される。サティは父のいるパリへ再度移住する。
1879年 - パリ音楽院に入学。父アルフレッドがピアノ教師であったユージェニ・バルネシュと再婚する。
1886年 - 音楽院が退屈すぎるとして退学する。
1887年 - シャンソン酒場のピアノ弾きになる。当時20-21歳。
1889年 - パリ万国博覧会で日本の歌謡に触れる。
1890年 - 薔薇十字団の創始者であるジョセファン・ペラダンと出会う。
1891年 - 聖杯の薔薇十字団聖歌隊長に任命される。
1893年 - 画家シュザンヌ・ヴァラドンと交際を始め、彼女に300通を超える手紙を書く。しかし、6か月後に絶交している。
1904年 - スコラ・カントルムに入学。
1905年 - シュヴィヤール演奏会の会場で雨傘で決闘し、警察に留置される。当時38-39歳。
1908年 - スコラ・カントルムを卒業。パリ郊外アルクイユの急進社会主義委員会に入党する。
1914年 - 詩人ジャン・コクトーと知り合う。
1919年 - パリで活動するダダイスムの芸術家たちと交流し、自身もメンバーとなる。当時52-53歳。
1925年7月1日 - アルコール乱用のために肝硬変を患っていたが、聖ジョゼフ病院(フランス語版)にて59歳で死去した。その後間もなくしてアルクイユの共同墓地 (Cemetery) [1]に埋葬された。
没後


サティの楽曲一覧 ウィキペディア

・薔薇十字教団の最初の思想 music

・ジムノペディ 第1番(ドビュッシー編曲管弦楽版) music

サティ:ピアノ・ソロ作品全集 ジャン=イヴ・ティボーデ & エリック・サティ
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 → YouTube サティ【生涯と名曲】音楽の異端児とよばれた作曲家の人生と代表作/ジムノペディ・グノシエンヌなどのクラシック名曲

 → ルーマニア音楽 三つのグノシエンヌ

 → ジョセファン・ぺラダン 秘密結社カトリック薔薇十字団

 J.ペラダンによる〈カトリック薔薇十字会〉(1890設立)がある。ペラダンは92年にパリで世紀末画家たちを招集して〈薔薇十字サロン〉を開催し,同展は〈蓋開け初日だけで1万1000人の観客を集めた〉(H.ホーフシュテッター《象徴主義と世紀末芸術》)という。

コトバンクより

  ・フランス世紀末文学叢書 1  パルジファルの復活祭 / ジョゼファン・ペラダン [著] ; 倉智恒夫訳  騎兵図書館にて予約



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CD サティ:管弦楽作品集(再プレス) 

曲目リスト (このCDの音源ではない

1 バレエ 《本日休演》 の幕間 “映画” のための音楽 (ルネ・クレール監督のフィルム) YouTube

2 バレエ 《本日休演》 の幕間 “映画” のための音楽 (ルネ・クレール監督のフィルム) (いつも片眼をあけて眠る見事に肥った) 猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ ~ 2本のトランペットのため YouTube

3 家具の音楽 県知事の私室の壁紙 YouTube

4 家具の音楽 錬鉄の綴れ織り (招待客の到着の際に、大きなレセプションの場合は、玄関ロビーで演奏される) YouTube

5 家具の音楽 音のタイル張り舗道 (昼食のときに演奏する) YouTube

6 家具の音楽 ヴェクサシオン (神秘的なページより抜粋) ~ ピアノ・ソロのための

 ・・Satie : Vexations (1Hour Version) サティ:ヴェクサシオン (1時間) YouTube 


サティの音楽には変わった音楽も多く、「ヴェクサシオン」。レコードの解説の横堀朱美氏によると、「主題と2つの変奏からなる短いモチーフを『連続して、ゆっくり840回反復する事』と指示しています。この”ヴェクサシオン”とは、いらだち、自尊心を傷つけるもの、を意味します。このサティの指示を忠実に実行した『ヴェクサシオン』の世界初演は、1963年9月9日にニューヨークの前衛音楽祭で、ジョン・ケージら10人のピアニストによっておこなわれました。演奏時間は18時間40分に及びました。」という大変な曲で、このレコードにも収められていますが、こちらは、9分45秒で終わっています。 ブログより

なお、文中”ジョン・ケージ”の名前が見えますが、彼の作品には、「4分33秒」という曲があります。よく、ピアノで演奏されますが、トロンボーン、バイオリンなど各種の楽器とオーケストラの協演もあります。


この曲、三楽章から成り立ち、楽譜には、「第一楽章~休み」、「第二楽章~休み」、「第三楽章~休み」と書いてあるそうで、要するに、4分33秒、全部お休みになるわけですが、この演奏の様子はYouTubeでも見られます。オーケストラなど、最初の楽章の出だしだけ指揮者がタクトを振りますが、あとは無音の世界です。で、終わると、お客さんの盛大な拍手。面白いですよ。ところで、この曲をレコーディングするときどうするんでしょう。4分33秒、まったくの無音で、スピーカーからは何も流れてきませんが。

 → 【最高音質】ジョン・ケージ 「4分33秒」 YouTube コメントが最高

 オーケストラ・バージョン ちゃんと指揮者もいる! YouTube

 

レビュー

彼、サティは友達と二人で メシを喰いにいった店で

流れている音楽が耳障りで 我慢ができずに逃げ出したんだね

そこで「家具のような音楽が必要だ」と思ったらしいよ


それは彼が アンビエント音楽というジャンルで確立する?らしいよ


このCDはサティのアルバムのなかでも特殊なものと位置づけられているようだね

俺みたいなガキがこんなのから手をつけた理由を教えるよ


このCDはサティのミニマル性に触れられるCDなんだ

ミニマル音楽って知ってるかな?Steve Reichが確立した

最小の構成要素を反復する音楽なんだけど

まあ [Come out], [It's gonna rain]を聞けばその本質が理解できるよ

といってもそれはミニマルの原点であり、突き詰められたもの

もっと聴きやすいものや、映画音楽に使われるようなものもあるから安心しなね


俺はwikipedia を見て曲名から、このCDに誘導されたんだ


家具の音楽?俺の感想では、なるほど家具の音楽だ。アンビエント音楽ではない。

家具と聞いて部屋の中に馴染むイメージを持つよねみんな、俺もそうだった

そして、やられたんだ


例えばインテリア空間、俺には離れた世界だけど東京の高価なファッションビルの中にあるような家具や

小学生がビックリしておもらししちゃうような価格のデザイナーズチェアは

部屋に馴染む場合もあるけど、寧ろ部屋の主役や、美術品化したり、ってあるよね


この曲は、聞き流しやすい、というレベルまでは確かに家具の音楽だが

一度耳を澄ますと これが結構いい曲なんだな そしたらなかなか離れられない

よく見たら椅子の杢(複雑な木目)が気になったりするような そんな現象そっくり


長くなったね。このCDはボリュームとしてはたいしたことないよ

もの足りないね。曲の感じもバリエーションは少ないし

ミニマルにつながるような反復要素をサティに見出そうとする人ぐらいだね、おすすめできるのは


知らないけどサティっつたら 心地良いピアノアルバムとかあるんじゃないの?

それにしておいたら?もう一度よく考えて

もっと少なく読む

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Steve Reich music

 ウィキペディアより

スティーヴ・ライヒ(英語: Steve Reich、1936年10月3日 - )は、ミニマル・ミュージックを代表するアメリカの作曲家[1]。母は女優のジューン・キャロル(英語版)(旧姓・シルマン)。異父弟に作家のジョナサン・キャロル。

作品

イッツ・ゴナ・レイン(英語版)』 - It's Gonna Rain(1965年) musicあり

 「ハレルヤ」と叫び続けている

カム・アウト(英語版)』 - Come Out(1966年) musicあり

 壊れたレコードのように「カムアウトショーイン」と言い続ける

『リード・フェイズ(英語版)』 - Reed Phase(1966年)

『ピアノ・フェイズ』 - Piano Phase(1967年)

『ヴァイオリン・フェイズ』 - Violin Phase(1967年)

『振り子の音楽(英語版)』 - Pendulum Music(1968年)

4台のオルガン(英語版)』 - Four Organs(1970年)

『フェイズ・パターンズ(フランス語版)』 - Phase Patterns(1970年)

『ドラミング(英語版)』 - Drumming(1971年)

『手拍子の音楽(英語版)』 - Clapping Music(1972年)

『木片の音楽(フランス語版)』 - Music for Peices of Wood(1973年)

『6台のピアノ(英語版)』 - Six Pianos(1973年)

『マレット楽器、声およびオルガンのための音楽(英語版)』 - Music for Mallet Instruments, Voices and Organ(1973年)

『18人の音楽家のための音楽』 - Music for 18 Musicians(1974年-1976年)

『大アンサンブルのための音楽(英語版)』 - Music for a Large Ensemble(1978年)

『八重奏曲』 - Octet(1979年) - のちに『エイト・ラインズ(英語版)』Eight Lines(1983年)としてリアレンジ

『管楽、鍵盤と弦楽のための変奏曲(英語版)』 - Variations for Winds, Strings and Keyboards(1980年)

『テヒリーム』 - Tehillim(1981年)

『ヴァーモント・カウンターポイント(英語版)』 - Vermont Counterpoint(1982年)

『東京/バーモント・カウンターポイント』(1982[10]/2001年)

『砂漠の音楽(英語版)』 - The Desert Music(1984年)

『六重奏曲(英語版)』 - Sextet(1985年)

『ニューヨーク・カウンターポイント』 - Newyork Counterpoint(1985年)

『オーケストラのための3つの楽章(フランス語版)』 - Three Movements for orchestra(1986年)

『6台のマリンバ』 - Six Marimbas(1986年) - 『6台のピアノ』のリアレンジ

『エレクトリック・カウンターポイント(英語版)』 - Electric Counterpoint(1987年)

『ディファレント・トレインズ』 - Different Trains(1988年)

『ザ・ケイヴ(英語版)』 - The Cave(1993年)

『シティ・ライフ(英語版)』 - City Life(1995年)

『プロヴァーブ(英語版)』 - Proverb(1995年)

『トリプル・クァルテット』 - Triple Quartet(1998年)

『スリー・テイルズ(英語版)』 - Three Tales(1998年-2002年)

『チェロ・カウンターポイント(英語版)』 - Cello Counterpoint(2003年)

『ユー・アー(フランス語版)』 - You Are (Variations)(2004年)

『ヴィブラフォン、ピアノ、弦楽器のためのヴァリエーションズ(フランス語版)』 - Variations for Vibes, Pianos,& Strings(2005年)

『ダニエル・ヴァリエーションズ(英語版)』 - Daniel Variations(2006年)

『ダブル・セクステット(フランス語版、英語版)』 - Double Sextet(2007年)

『2x5(英語版)』 - 2x5(2008年)

『マレット・クァルテット(英語版)』 - Mallet Quartet(2009年)

『WTC 9/11(英語版)』 - WTC 9/11(2011年)

『レディオ・リライト(英語版)』 - Radio Rewrite(2012年)

『クァルテット(英語版)』 - Quartet(2013年)

『パルス(英語版)』 - Pulse(2015年)

『ランナー(フランス語版)』 - Runner(2016年)

『アンサンブルとオーケストラのための音楽(フランス語版)』 - Music for Ensemble and Orchestra (2018年)[11]

『ライヒ/リヒター(フランス語版)』 - Reich/Richter(2019年)

『トラベラーズ・プレイヤー』 - Traveler's Prayer(2020年)[注釈 1][13]

Works 1965-1995 83曲 • 9時間20分

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家具の音楽を検索中に発見 2/6


Is This Making Sense? 2009

 Musique D' Ameublement

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これも変!

本日休演 本日休演 2014

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京都府出身の音楽バンド。メンバーは岩出拓十郎(g,vo)、在泉鮭(b,cho)、埜口敏博(key,vo)、樋口拓美(ds,cho)の京都の大学生によって結成。当初は5人組として京都近郊を中心に活動を展開。2014年にセルフ・タイトル作『本日休演』でアルバム・デビュー。その後、4名体制となり、2015年に2ndアルバム『けむをまけ』を発表。翌年にはムーンライダーズ・トリビュートに参加するなど、全国的な活動も行なう。2017年7月14日に埜口が25歳で死去。バンドは活動を継続。

2017/09/28 (2017/09/28更新) (CDジャーナル)




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